当連載は、カーオーディオシステムを進化させたいと思ったときに参考としていただくべく、“製品選択法”を多角的にガイドしている。今回は「メインユニット編」の最終回として、カロッツェリアの「モニターレス機」の注目モデルを紹介していく。
◆「モニターレスメインユニット」を豊富に用意するのは今や、カロッツェリアだけ!
さて、これまでの記事にて説明してきたとおり、「市販メインユニット」は、「AV一体型ナビ」、「ディスプレイオーディオ」、「モニターレスメインユニット」の3タイプに分類できる。
で、そのうちの1つモニターレスメインユニットは今や、これら3つの中でもっともマイナーな存在となっている。しかしながら、「メインユニットはリーズナブルな方が良い」と考えるドライバーからは今も、根強い支持を受けている。
ただし、これを複数用意する国内有名メーカーは現状、カロッツェリアとケンウッドの2社に限られる。つまり製品数は減っている。しかしその中でカロッツェリアだけは今でも豊富に機種展開していて、幅広いニーズにきめ細やかに対応している。「2DIN機」を1機種、「1DIN機」を8機種、計9機種をラインナップする。
カロッツェリア・MVH-6600
◆カロッツェリアは、スマホをディスプレイとして活用するモデルまで用意!
ところでモニターレスメインユニットにはリーズナブルであることも求められるわけなので、カロッツェリアの各機も価格は抑え目に仕上げられている。でもそうでありながらも、スペシャリティの高いモデルもいくつか用意されている。
その筆頭が、『MVH-7500SC』だ。今や市販メインユニットにはスマホ連携力が欠かせないが、当機はそこのところが研ぎ澄まされている。
というのも当機はいわば“スマホありき”の仕様となっていて、例えばスマホがこれのディスプレイとして活用されることとなる。なので当機を使う場合には、スマホをセンタークラスターパネルの中央にポジションさせられる。
なお車内でスマホアプリを使うとき、特に運転中にはアプリの立ち上げがしづらい。基本的に、手元を見なければ操作を行えないからだ。しかし当機では、これに備えられている物理スイッチにて連携するスマホの主要アプリを起動できる。物理スイッチなら、手元を見ずして手探りで操作を行える。
カロッツェリア・DEH-7100◆高機能であることとリーズナブルであることの両立を目指し、合理化を徹底!
ちなみにカロッツェリアのモニターレスメインユニットは、計9機種あるうちの4機種でCDメカが省かれている。さらに細かく見ていくと、スマホの主要アプリの起動を物理スイッチにて行えるようになる「スマートフォンリンク」に対応している5機種のうちではその中の3機種がCDメカレスとなっている。このようにして、高機能であることとリーズナブルであることを両立させている、というわけだ。
さらには、カロッツェリアの「メインユニット」の中にはフロント2ウェイスピーカーの“マルチ制御&マルチ駆動”を行える「ネットワークモード」に対応する機種が多くあるが、モニターレスメインユニットではこれに対応する機種は9機種中2機種にとどまっている。これもやはり、機能の合理化が進められている結果だろう。
なので先に挙げた『MVH-7500SC』も、同社のモニターレスメインユニットのトップエンドモデルでありながらも、「CDメカ」と「ネットワークモード」、さらには「AUX端子」も省かれていて、可能な限りの価格の抑制も図られている。
今回は以上だ。次回からは新章に突入する。乞うご期待。




