ホンダは6月15日、電動パワーユニット「eGX(イージーエックス)」シリーズに高出力モデルの3機種「GXE4.0D」「GXE6.0D」「GXE9.0D」を追加し、今秋より供給を開始すると発表した。
供給はまず日本から始め、米国や欧州などにも順次、地域を広げる方針だ。
また、本製品は幕張メッセで開催される「第8回 国際 建設・測量展(CSPI 2026、6月17日~20日)」で世界初公開する。
eGXシリーズは2021年に発売され、最大出力1.8kWの電動パワーユニットとして、ランマーやプレートコンパクターなど小型作業機で採用が進んできた。低騒音・低環境負荷に加え、ガソリンエンジンに比べて始動操作が容易で、整備や消耗品交換などの負担軽減にもつながるとしている。
一方で、ショベルカーや高圧洗浄機のように高出力が必要な作業機では、電動パワーユニットの出力不足が課題だった。今回追加する3機種は、Hondaの電動二輪車のモーター部品を活用し、最大出力3.7kW、6.0kW、8.7kWを実現した。
これにより、高出力帯の建設機械や産業機械への搭載が可能になり、eGXシリーズの適用領域を広げるとしている。
電源には交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を採用し、あらかじめ充電したバッテリーとの交換による連続運転で、作業中のダウンタイム低減に寄与するとしている。ホンダの電動二輪車のほか、規格型バッテリーとしてさまざまな電動機器の動力源にも使えるという。
ホンダは、国内の建設機械メーカー向けに市場導入機として高出力のeGXとモバイルパワーパックを供給し、現場での使用を通じて性能や耐久性、使い勝手への対応を進めてきた。今回の新モデルは、そうした実績を踏まえたグローバル向けの量産モデルとして発売する。
さらに、モーターユニット、バッテリーボックス、インターフェイスユニットを分離したことで、作業機械メーカーが完成機をより自由に設計できるようにし、電動化を後押しするとしている。




