XCRスプリントカップ第3戦、ヨコハマタイヤ「ジオランダー」がXC-2クラス表彰台を独占

XC-2クラス 1位 番場彬選手/宮本大輝選手組(CUSCO YHジオランダー ハイラックス)
XC-2クラス 1位 番場彬選手/宮本大輝選手組(CUSCO YHジオランダー ハイラックス)全 6 枚

クロスカントリーとSUV車両で競われるラリーシリーズ「XCRスプリントカップ」の第3戦が6月13日、秋田県大館市で開催された。シリーズ発足5年目にして初の本州開催となり、ヨコハマタイヤの「GEOLANDAR(ジオランダー)」装着車がXC-2クラスの表彰台を独占した。

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今年で第44回を迎える「どんぐりハチ公ラリー」は、東北を代表するラリーとして長い歴史を持つ大会。忠犬ハチ公の故郷としても知られる大館市の比内総合支所を拠点に、5本のスペシャルステージ(SS)が設けられ、合計距離は26.244kmに設定された。

路面はグラベル(未舗装路)で、北海道とは異なり道幅が狭く、道の脇には沢が流れるタフなロケーション。前半2回・後半3回のSSは同一の林道を走行方向を変えて使用するアイテナリーで、終盤には轍が深く掘れることも予想された。一部に舗装区間もあり、未舗装区間との境目のギャップや排水溝のグレーチングも注意が必要なポイントとなった。

大会はJAF東日本ラリー選手権の一戦でもあり、全47台が参加。そのうちXCRは5つのクラスに15台が出場し、「GEOLANDAR」装着車が7台とおよそ半数を占めた。

XC-2クラス 2位 柳澤宏至選手/加勢直毅選手組(CUSCO YHジオランダー トライトン)XC-2クラス 2位 柳澤宏至選手/加勢直毅選手組(CUSCO YHジオランダー トライトン)

今回から登場した2台のニューマシンも注目を集めた。CUSCO Racingは三菱『トライトン』をXC-2クラスに投入し、柳澤宏至選手/加勢直毅選手が乗り込んだ。XC-2Sクラスでは前戦まで三菱『エクリプスクロスPHEV』で参戦してきた浅井明幸選手/古川和樹選手組が三菱『アウトランダーPHEV』にマシンをスイッチ、往年のWRC(世界ラリー選手権)を彷彿とさせるカラーリングも鮮やかだった。

レッキ開始時は青空が広がっていたが、SS1の開始直前から雨雲が来襲。雷鳴も響く中、路面はヘビーウェットへと転じ、タフなコンディションでの戦いとなった。

4.563kmのSS1でXCR勢のトップタイムを刻んだのは、XC-2クラスの番場彬選手/宮本大輝選手組(トヨタ『ハイラックス』)。これに0.9秒の僅差で柳澤選手組が続き、「GEOLANDAR」を装着するCUSCO Racing勢が速さを見せた。SS2ではコースオフを喫するXCR車両も現れる中、番場選手組が連続ステージベストを獲得。柳澤選手組が2番手、タイから参戦のマナ・ポーンサリーチョート選手とキティサック・クリンチャン選手組(トヨタ『ハイラックス』)が3番手と、ヨコハマタイヤ勢がトップ3を固めた。

後半のセクションに入るとラリーはさらにサバイバルな様相を呈し、SS3では1台のXCR車両を含む4台がリタイヤ。それでも番場選手組は3連続ステージベストを獲得した。SS4も番場選手組が制したところで、競技運営団は路面状況の悪化を理由に最終のSS5をキャンセルすると決定した。

XC-1クラス 1位 惣田政樹選手/猿川仁選手組(ジオランダー ブラV・ SF デリカD:5)XC-1クラス 1位 惣田政樹選手/猿川仁選手組(ジオランダー ブラV・ SF デリカD:5)

4本のSSで争われた結果、番場選手組が開幕戦以来の今季2勝目を飾り、XCR初参戦の柳澤選手組が準優勝。CUSCO Racingがワン・ツー・フィニッシュを達成した。3位には前戦を制したマナ選手組が入り、「GEOLANDAR」勢がXC-2クラスの表彰台を独占した。

XC-1クラスでは惣田政樹選手/猿川仁選手組(三菱『デリカD:5』)、XC-3Sクラスでは大塚祐樹選手/HANA選手組(トヨタ『ライズ』)がそれぞれ優勝。XC-2Sクラスの浅井選手組は準優勝となり、「GEOLANDAR」装着車はサバイバルラリーを1台もリタイヤすることなく戦い抜いた。

優勝した番場選手は「本当に難しいコンディションの道だったが、『GEOLANDAR』がしっかり走りを支えてくれた。チームメイトでありライバルでもある柳澤選手のトライトンも進化してくるのは間違いないが、このままシリーズ5連覇に向けて頑張ります」とコメントした。

《ヤマブキデザイン》

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