日産株主総会「波乱の筋書き」、みずほ出身の永井社外取締役の再任否決[新聞ウォッチ]

日産自動車が23日に開催した定時株主総会
日産自動車が23日に開催した定時株主総会全 3 枚

低迷する株価や3年連続の「無配」という苛立ちもあったようだが、出席した株主からは相次ぐ不信任「動議」や議長の進行を妨げる罵声も飛び交うなど、まるで商法改正前のいわゆる「総会屋」と呼ばれた“特殊株主”が幅を利かせた「荒れた総会」を彷彿とさせるようでもあった。

【画像】日産自動車が23日に開催した定時株主総会

経営再建中の日産自動車が横浜市の本社で開いた定時株主総会で、会社側がイバン・エスピノーサ社長ら取締役12人の選任議案を提出したものの、社外取締役で主要取引行のみずほフィナンシャルグループ(FG)出身の永井素夫氏の再任案が否決された。

きょうの各紙にも「日産社外取再任案を否決、みずほ出身要職10年超」(朝日)や「日産総会、異例の再任否決」(産経)、「ルノー、日産『みずほ色』に反発、永井社外取の選任棄権、銀行の影響力けん制」(日経)などと大きく取り上げている。

再任案が否決された理由は、日産の大株主で議決権の15%を保有するルノーが、永井氏と、それに同じくみずほFG出身の真保順一氏も新任候補として名を連ねたが、両氏の選任について、議決権行使を棄権する意向を日産側へ伝えていたほか、米大手議決権行使助言会社も両氏の選任議案への反対を推奨。多くの株主から独立性を疑問視する声が上がっていたとみられる。

日産の株主総会には例年並みの約660人が参加。約2時間半で終了したが、日本の大企業の株主総会で会社提案の取締役選任案が否決されるのは珍しく、2021年の東芝の株主総会に並ぶ「波乱の筋書き」の異例の株主総会のようだった。

日産自動車が23日に開催した定時株主総会日産自動車が23日に開催した定時株主総会

2026年6月24日付

●円安傾向162円台迫る、日米財務相会談、市場、介入へ警戒感 (読売・2面)

●車保険料目安14%上げ、算出機構、海外旅行保険は40% (読売・8面)

●日産社外取締役再任否決、株主総会会社提案、「みずほ出身」独立性疑問視かも (読売・9面)

●KDDI最大1422万件漏洩疑い、ニフティなどのメール利用者(朝日・25面)

●トヨタ10万台減産計画来年2月までに (産経・9面)

●欧州にEV電池交換網、CATL、トラック用で合弁 (日経・10面)

●マツダ、新型SUV受注1万台超(日経・13面)

●スズキ、元社長の名言をかるたに(日経・13面)

●ホンダとのEV他の企業も関心、ソニーG総会で社長 (日経・15面)

《福田俊之》

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