EVバッテリー向け接着ソリューション、テサテープが展示…人とくるまのテクノロジー展 2026

人とくるまのテクノロジー展2026横浜展で穴塞ぎシステムを説明する様子
人とくるまのテクノロジー展2026横浜展で穴塞ぎシステムを説明する様子全 1 枚

テサテープは、「人とくるまのテクノロジー展2026」の横浜展および名古屋展に出展し、EV(電気自動車)バッテリー向けの接着ソリューションや、粘着テープを用いた車体の開口部シーリング工程の自動化装置を紹介した。

テサテープ アジアパシフィック社代表取締役社長兼アジアパシフィック地域統括本部長のアンドレアス・グンネストランド氏は「自動車業界の電動化が進むなか、テサはEVバッテリー製造に向けた様々な粘着テープを提供している。生産効率の向上と品質の安定化を実現するため、貼り付け工程の自動化も見据えた接着ソリューションに注力している」と述べた。

■日本プラズマトリートとの共同展示

ブースでは、日本プラズマトリートと共同で実演展示を行った。ドイツに本社を置くプラズマトリートグループは、「Openair-Plasma」を中心に30年以上の実績を持つ大気圧プラズマ技術のリーディングカンパニーだ。

共同展示では、プラズマ表面処理による表面改質の効果を実演し、PEフォームテープを用いて処理の有無による接着強度の違いを比較した。自動車製造工程における接着品質の安定化とプライマーフリー化に向けたアプローチを紹介した。

■EVバッテリー製造を支える接着ソリューション

テサは、バッテリーセルの絶縁層形成に対応するセルラッピングテープを展示した。高電圧環境下での絶縁性向上に貢献する製品だ。

また、EVバッテリーパック向けシーリングテープ「tesa ACXplus Box Seal」も紹介した。バッテリーパックの筐体と蓋の間をシーリングし、水の侵入や腐食から内部を保護する。液体接着剤と異なり養生時間が不要なため、自動貼付工程への組み込みが容易で、検査やリワークのための再開封にも対応している。

■車体の穴塞ぎ工程を自動化する「tesa ProSeal」

カートリッジ式ホールカバーテープ自動貼付けシステム「tesa ProSeal」は、車体製造工程における穴塞ぎ工程の自動化を実現するソリューションだ。従来の樹脂プラグに代わりホールカバーテープをロボットが自動で貼り付けることで、生産性向上と作業負荷の低減に貢献する。

最大で80%の軽量化(1台あたり平均280g)にも寄与する。穴径や技術要求の異なる穴に対しても、ロボットがカートリッジを持ち替えることで柔軟にテープ材料を切り替えられる。

テサグループは約130年にわたり接着技術の研究開発を続け、現在7000種類を超える製品を世界100か国以上で展開している。テサテープは1964年に設立され、東京都港区に本社を置く。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  2. ドア&エアコン付きゴルフカート、国内初の100台規模導入…アコーディア・ゴルフとPGM
  3. Ken Okuyama Cars『kode89』を世界初公開、限定8台、初年度分は売約済み
  4. 『ランクル250』装着時でも高さは2.1m以下、カーメイト『INNOフラットデッキベース』ルーフレール車専用モデル発売
  5. 【ホンダ インサイト 新型試乗】インテリアも走りも“ゆったり”、ICEから乗り換えても違和感なし…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
ランキングをもっと見る