Honda Tochigi Racing、廃材リサイクルの3Dプリント部品を「鈴鹿8耐」マシンに採用

8耐2026を走行予定のHonda Tochigi Racing車
8耐2026を走行予定のHonda Tochigi Racing車全 6 枚

7月3日~5日に開催される「FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会(鈴鹿8耐)」に参戦するHonda Tochigi Racingの車両に、自動車廃材を再資源化した3Dプリント部品が採用されることが明らかになった。

【画像全6枚】

部品を開発したのは、有限会社名古屋工芸だ。同社はHonda Tochigi Racingと共同で、車両ヘッドランプ由来の樹脂廃材を活用したゼッケンプレートを製作した。

Honda Tochigi Racingは、本田技研工業の栃木地区(四輪開発・生産技術開発の中枢)に勤務する従業員で構成されたモーターサイクルクラブである。

フロント部品の3D造形の様子フロント部品の3D造形の様子

今回の取り組みでは、裁断した廃材を3Dプリント用のフィラメント(材料)へ再資源化する工程から、3Dプリンターによる造形までを一貫して実施している。

使用する3Dプリンターは、名古屋工芸が代理店を務めるチェコのプルサ・リサーチ社製「Prusa Pro HT90」だ。

製作された部品は、時速300km級の過酷なレース環境で使用される予定であり、モータースポーツという極限の舞台でリサイクル材料の新たな可能性を検証する。

造形したバイクのリア部品造形したバイクのリア部品

名古屋工芸は100台を超える3Dプリンターを保有し、試作から量産まで一貫対応できる体制を「MIRROR FARM」ブランドで展開している。同社はもともと節句人形工芸品の資材製造・加工・卸売を本業とし、創業37年を迎えた老舗企業。伝統工芸で培った技術を守りながら、新たな技術革新にも挑戦している。

《森脇稔》

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