「取らぬ狸の皮算用」という諺のような期待外れにならないことを切に願いたいものである。そう書き出すと、あす未明(日本時間6月30日午前2時)からのサッカーW杯北中米3か国大会の決勝トーナメント1回戦で、強豪ブラジルに戦いを挑む日本代表のことと思いがちになるのは無理もない。
きょうの各紙にも「あすブラジル戦決勝T初白星へのカギは」(朝日)や「森保J大一番、ブラジル撃破へ力の限り」(産経)などと、1面やスポーツ面のほか、社会面などにもW杯関連の記事で溢れている。
そんな中で、「取らぬ狸…」というよりも「言うは易く…」の諺のほうがピッタリするかも知れないのは、政府が近く決定する「地域未来戦略」の新たな目標値。
きょうの日経が原案に明記する「主な目標値」を取り上げているが、それによると、電車やバスなどの公共交通の整備が行き届かない「交通空白」について、自動運転やドローン(無人機)といった新技術を活用することで、2029年までに解消する目標を設定するそうだ。
具体的には、配車アプリの活用など交通デジタルトランスフォーメーション(DX)も進めるほか、これらの施策に取り組む地方自治体やNPO法人を補助金で支援するという。
交通空白は26年に全国2740カ所と、25年調査より683カ所増加。人口減によるバス路線の廃止や減便、タクシー運転手不足などが要因だが、政府は「これまで交通空白への対応は目標を『減少』にとどめていた。今回は『解消』まで踏み込む」とも伝えている。
2026年6月29日付
●自動運転、日本メーカー優位、安全基準巡り、国連専門会議副議長(読売・7面)
●米、2日連続イラン空爆、再び応酬停戦不安定化(東京・3面)
●内閣支持2ポイント上昇68%、日経世論調査 (日経・1面)
●交通空白「29年までに解消」政府が新目標 自動運転を活用 (日経・2面)
●無線通信、米で開発強化、JVCケンウッド(日経・10面)




