東芝情報システムがAIで異常波形の原因と対応策を自動説明、新ツール「Waveform insight」披露…ものづくりワールド東京2026

異常波形の説明例
異常波形の説明例全 2 枚

東芝情報システムは、7月1日(水)~3日(金)に東京ビッグサイト 南ホールで開催される「第38回ものづくりワールド東京 計測・検査・センサ展」に「Waveform insight」を出展し、動作デモを行うと発表した。

【画像全2枚】

東芝情報システムのWaveform insightは、オシロスコープなどで取得した波形データに対し、異常波形の「原因説明」と「対応方法」をAIでアシストする波形特性評価アシストツールだ。

本ツールは、波形データの「合否判定」から「異常状態の原因説明」、「解決策の提示」までを一貫して支援し、電子部品の開発・評価業務における効率化と品質向上に貢献するとしている。

■製品の概要

LSIや電子機器の評価現場では、波形の合否判定後に原因分析や対応方法の検討が必要であり、これらの作業には高度な専門知識が求められる。

異常を解決するノウハウは個人の能力に依存しやすく、評価品質のばらつきや技術継承の難しさが課題となっていた。

Waveform insightは、過去の波形データおよび異常時の原因・対応履歴をAIに学習させることで、異常発生時にその知見を活用した説明を提供する。画像データと数値データの両方に対応しており、オシロスコープ以外の波形データにも適用可能だ。

■主な特長

本ツールの主な特長は、

・AIによる波形特性の説明:既存製品「Waveform meister」とスムーズに連携し、波形を判定したうえでAIが波形特性を説明する。

・原因説明と対応方法のアシスト:異常波形に対して複数の原因候補を提示し、対応方法まで支援する。

・既存システムへの組み込み:既存システムに組み込むことで、測定から説明までの自動テストを実現する。

・複数のデータに対応:オシロスコープ以外の波形データ(画像データ)や数値データにも対応する、だ。

■想定されるユースケース

LSI開発・電子機器開発・基板開発におけるアナログ評価やロジック評価のほか、技術者教育、量産試験、シミュレーション波形の解析、スペクトル波形の特性解析などへの活用が想定されている。

また、センサデータの異常検知(振動・圧力・電流・温度など)や異常ノイズのチェック、波形ビューワーソフト・テストシステム・データ監視システムへの組み込みにも対応する。

《森脇稔》

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