インディアン、空冷1890ccエンジン搭載のツーリング/バガーモデルを2026年モデルで終了へ

インディアン ロードマスター 2026年モデル
インディアン ロードマスター 2026年モデル全 8 枚

ポラリスジャパンは7月10日、インディアンモーターサイクルの1890ccの純空冷エンジン「サンダーストローク116」を積むツーリング/バガーファミリー(空冷ヘビーウェイト 『ロードマスター』・『チーフテン』・『スプリングフィールド』)について、2026年モデルで販売を終了すると発表した。

【画像全8枚】

世界的に排出ガスや騒音の規制強化が進む中、大排気量の純粋な空冷Vツインエンジンは年々その数を減らしている。インディアンモーターサイクルは長年にわたり伝統的な空冷Vツインの魅力を守り続けてきたが、グローバル市場における環境規制への対応と次世代モデルへの移行に伴い、サンダーストローク116搭載の空冷ツーリング・バガーファミリーは2026年モデルをもってその役目を終える。

◆空冷Vツインの集大成「Thunderstroke116」

ThunderstrokeエンジンThunderstrokeエンジン

サンダーストローク116は、インディアンモーターサイクルの黄金時代である1940年代のデザインをモチーフに、現代の技術で開発された空冷Vツインエンジンだ。

116立方インチ(1890cc)の大排気量ユニットは、歴史的なサイドバルブエンジンを思わせるプッシュロッドデザインを実現するために独自のトリプルカム機構を採用。気筒休止機能やライドモードなどの先進技術も備え、バランサーによるスムーズな回転フィールなど、数値だけでは語れない独自の魅力を持つ。

不等間隔爆発独特のフィーリングや、空冷エンジンならではの冷却フィンが織りなす造形美は、現代のモーターサイクルにおいても唯一無二の存在感を放ち、インディアンモーターサイクルの伝統と誇りを象徴してきた。

◆新車購入は最後のチャンス

販売終了の対象となるのは、ロードマスターとスプリングフィールドの「サンダーストローク116」搭載 空冷ヘビーウェイトモデルだ(チーフテンは日本市場では2024年モデルをもってすでに終了)。

これらのモデルはアルミ製フレームを採用し、快適なロングツーリング性能とクラシックなスタイリング、空冷Vツインならではの味わいを融合した多くのライダーに愛されてきたモデルだ。2026年モデルが新車で購入できる最後の機会となる。一部のモデルとカラーはすでに完売しており、供給可能な台数は残りわずかとなっている。

◆チーフファミリーは販売継続

Sport ChiefSport Chief

同じエンジンを共有する「チーフ」ファミリーについては、引き続きサンダーストローク116を搭載して販売を継続する。『スポーツチーフ』や『チーフヴィンテージ』など、クラシックなスタイリングと空冷Vツインの魅力を現代に伝える重要なラインアップとして展開される。

◆ヘビーウェイトはPowerPlus時代へ

ヘビーウェイトカテゴリーは、新世代水冷Vツインエンジン「PowerPlus(パワープラス)」を中心としたラインアップへ移行する。PowerPlusはアメリカ最高峰のバガーレース「King Of The Baggers(KOTB)」で培われた実戦技術を投入して開発されたエンジンで、高回転域まで鋭く伸びる出力特性や優れた耐久性、将来の環境規制にも対応できる高いポテンシャルを備える。

インディアンモーターサイクルレーシングはKOTBで数々の勝利とタイトルを獲得しており、その技術はチャレンジャーやパースーツ、ロードマスターパワープラス、チーフテンパワープラスなどの市販モデルにも投入されている。

なお、インディアンモーターサイクルは2026年に創業125周年を迎え、年間を通じてさまざまな製品・プログラム・プロモーションを展開する予定だ。詳細は年内に順次発表される。

《森脇稔》

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