“BC戦争”でブルーバードを抜き記録を打ち立てた、3代目『コロナ』【懐かしのカーカタログ】

トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ
トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ全 11 枚

“太陽の冠”を意味し、“明るく親しみのもてるファミリー・カーに相応しいように”(トヨタ)と名付けられたのがトヨペット『コロナ』。今回は、1964年9月登場の3代目を取り上げてみたい。

【画像】トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ

スラントさせたノーズ形状はサイドがら見て矢のように見えることから“アローライン”と呼ばれ、初代、2代目に対し、直線基調のグッと近代的なものに。

トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログトヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ

ボディタイプは4ドアセダンのほか日本車初のハードトップ、先進的で欧州車調だった5ドアセダンを用意。さらに商用車系のバンやピックアップ(シングルキャブ/ダブルキャブ)などもあった。

開通直後の名神高速道路で10万km連続高速公開テストを成功させるなどし、高速性能や耐久性もアピールしていた。

トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログトヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ

デビュー翌年の1965年のカタログを見ると、エンジンは1.2リットル、1.5リットル、1.6リットルの3機種が用意され、1.5リットルには3速MTのほか“トヨグライド”と呼ばれた2速ATを設定。

一方でSUツインキャブを装備し90ps/12.8m.kgの性能を発揮した1.6リットルはセダンとハードトップのトップグレードの1600Sに搭載となっている。

トヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログトヨペット・コロナ(3代目)当時のカタログ

“BC戦争”と言われた販売競争で、日産『ブルーバード』(410型)を追い抜き国内販売台数1位を記録。単一車種の輸出台数での新記録を達成するなどもした。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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