「車種半減」の独VW、10万人削減へ大規模リストラの現実味[新聞ウォッチ]

独ウォルフスブルクのVW本社工場(2026年7月9日)
独ウォルフスブルクのVW本社工場(2026年7月9日)全 2 枚

世界の自動車市場でトヨタ自動車と覇権を争うほどのドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が、車種を最大で半減させることなどを盛り込んだ再建計画を発表したが、その中で、すでに発表済みの5万人削減と合わせて10万人規模の大リストラを検討しているという。

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きょうの日経が複数の欧米メディアの報道を受けて「追加で5万人の人員削減を示唆する旨を従業員向けの書簡で伝えた」などと伝えている。

それによると、先週7月9日に発表した経営の再建計画では付加価値の高い製品や技術に経営資源を集中。車種を最大で半減させるのに伴い、年間生産能力も1000万台から900万台に引き下げ、過剰な生産能力を適正化し、工場の稼働率を向上させることなどを打ち出した。

ただ、今回の公表では、新たな人員削減計画は盛り込まれなかったが、「経営陣はリストラの検討を継続する」ようで、報道によると、オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)が従業員に宛てた書簡ではポルシェやアウディを含むVWグループ全体で、すでに5万人の削減に合意しているものの、間接費が競合に比べて20%高い点に言及し、「さらなる削減に取り組まなければならない」と指摘。「理論的には世界全体でさらに5万人が削減される」と述べたという。

自動車業界では、経営再建中の日産自動車でも2万人規模の削減に取り組んでいるが、それに比べればVWグループの人員削減はケタ違いの規模で、過去最大級の大リストラになる可能性もあるだけに目が離せない。

2026年7月15日付

●原油高継続強まる、市場「ホルムズ再開なし」意識 (読売・11面)

●大型動物と車増える衝突、クマやシカ生息域拡大、運転手ら死傷相次ぐ (読売・29面)

●ジャガーが2.5万台リコール(読売・27面)

●AI市場2040年7000兆円に、孫氏予想「人型ロボ10億台」 (産経・8面)

●新幹線検測車スピード進化、JR東「SOAR」29年度から (東京・2面)

●沈むな日本車(中)自動運転、海外30都市に、AI押さえねばジリ貧 (日経・1面)

●追加で5万人削減示唆、VW,従業員向け書簡で(日経・15面)

《福田俊之》

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