日産スペイン工場、ルノー向け生産を12月終了へ…工場存続に向け新事業を模索

・ルノーがスペインのニッサン・アビラ工場およびカンタブリア工場との取引を終了すると確認。生産は2026年12月に終了する。

・ニッサンはアビラ工場の存続を最優先とし、第三者を含む新たな事業機会や産業上の代替案を積極的に検討している。

・カンタブリア工場の一部小規模プロジェクトも数カ月以内に終了するが、全体の生産量への影響は軽微とされる。

日産のスペイン・アビラ工場
日産のスペイン・アビラ工場全 1 枚

ルノーがスペインにある日産のアビラ工場およびカンタブリア工場との商業的な関係を終了することを正式に確認した。これにより、ルノー向けの生産は2026年12月をもって終了する。

日産はこの状況を受け、アビラ工場の活動を強化することを目的として、第三者との新たなプロジェクトを含む新規事業の機会や産業上の代替案の特定・評価に積極的に取り組んでいる。

今回の初期分析はアビラ工場を中心に進められている。カンタブリア工場(ロス・コラレス・デ・ブエルナ)で行われている一部の小規模プロジェクトも数カ月以内に終了する予定だが、全体の生産量への影響は軽微であるとしている。

日産はアビラ工場の長い産業の歴史を誇りに思っており、工場の変革以降、チームは高い適応力を発揮し、新たな事業機会の獲得においても重要な成果を上げてきたと強調している。

日産の最優先事項はアビラ工場の産業活動の継続を守ることであり、労働者代表および行政機関と継続的な対話を行いながら、責任ある透明性の高いプロセスで対応していく方針だ。

スペインにおける日産の概要として、同社はスペインの自動車市場においてリーディングブランドであり、『リーフ』による電動化のパイオニアとして知られる。また、『キャシュカイ』によりSUVセグメントでも存在感を示している。スペイン国内では100万台以上の車両が走行しており、約200カ所の販売・アフターサービス拠点を持つ。本社はバルセロナに置かれ、欧州向けの研究開発センターも設置されている。

《森脇稔》

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