ルノー『メガーヌ』EVに改良新型、航続500km・急速充電24分に進化…フロントも刷新

・改良新型メガーヌ E-テック エレクトリックは67kWhのLFPバッテリーを搭載し、WLTPで最大約500kmの航続距離を実現した。

・DC急速充電は最大165kWに向上し、15%から80%まで約24分で充電できる。

・グーグル ジェミニを新たに導入し、自然な会話形式で車両を操作できる機能や、100以上のアプリに対応したグーグル プレイを搭載する。

ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型
ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型全 11 枚

ルノーは電動SUV『メガーヌ E-テック エレクトリック』の改良新型を欧州で発表した。

【画像】ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型

デザインの刷新、電動性能の向上、車載テクノロジーの強化、そしてグレード体系の簡素化という4つの分野で大幅なアップグレードが施されている。

メガーヌ E-テック エレクトリックは2022年に登場し、ルノーの新世代EVの幕開けを告げた。購入者の3人に2人以上がEV初体験者であることを踏まえ、新型は日常使いから長距離走行まで、EVへの移行をよりスムーズにする技術を盛り込んだ。

改良新型はフランス北部のドゥエ工場で車体とバッテリーを組み立て、電動モーターはノルマンディーのクレオン工場で製造する。いずれもルノーグループの欧州生産拠点「アンペア エレクトリシティ」が担う。

■シャープになったデザインと簡素化されたグレード体系

ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型

フロントエンドを全面的に刷新し、ヘッドライト以外のフロント部品はすべて新設計となった。ボディ同色のフロントバンパーはよりスポーティな印象を与え、従来のサイドエアインテークに代わり、チェッカーフラッグ模様に配置された8つのダイヤモンド形状の発光エレメントを採用した新しいライトシグネチャーが採用されている。

グリルはグロスブラックのダイヤモンドパターンで覆われ、ルノーのロゴはボンネット下部に移設された。全高はバッテリー大型化に伴い20mm高くなり1522mmとなった。ホイールベース2685mm、大径の19インチまたは20インチホイール、特徴的なホイールアーチ、流れるようなルーフラインといった初代の特徴は継承している。

グレードは「テクノ」と「エスプリ アルピーヌ」の2種類に整理された。テクノは19インチアルミホイールを標準装備し、エスプリ アルピーヌは20インチホイールや専用デザインディテールを追加する。ボディカラーは新色「サテン ブルー」を含む6色で、ツートーン仕様も選択できる。

■電動性能の向上

ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型

パワートレインは、レアアース不使用の巻線ロータ同期モーターを採用し、最高出力220hp(160kW)、最大トルク300Nmを発生する。

新たに採用した67kWhの使用可能容量を持つLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーは、232個のセルをセル・トゥ・パック構造で密に配置し、WLTPモードで最大約500kmの航続距離を実現した。

DC急速充電は最大165kWに向上し、15%から80%まで約24分での充電が可能だ。AC充電は11kWに対応する。ビークル・トゥ・ロード機能により最大3700Wの220V機器に給電でき、市場によってはビークル・トゥ・グリッド機能で電力を系統に戻すことも可能だ。

プラットフォームは「RGミディアム 1.0」(旧称:アンプR ミディアム)を採用。バッテリーはフロア下に搭載され、重量バランスと低重心を確保する。マルチリンク式リアサスペンションが安定性と操縦性を高め、ステアリングはより直接的な応答性に最適化されている。ワンペダル機能や4段階の回生ブレーキも引き続き搭載する。

■コネクテッド技術と運転支援

ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型ルノー『メガーヌ E-テック エレクトリック』改良新型

コックピットは逆L字型のツインスクリーンレイアウトを採用し、12.3インチのデジタルメータークラスターと12インチのマルチメディアスクリーンを全グレードに標準装備する。

グーグル ビルトインを搭載した「オープンR リンク」システムにより、グーグル アシスタント、グーグル マップス、グーグル プレイの100以上のアプリが利用できる。新たにグーグル ジェミニを導入し、より自然な会話形式での車両操作が可能になった。3年間のインターネット接続が標準で付帯し、追加契約なしでアプリを利用できる。

ウインドシールドピラーのカメラによるドライバー認識機能も新搭載。顔スキャンでプロファイルを作成すると、運転姿勢やメディア設定などが自動で呼び出される。データは車内にのみ保存され、外部サーバーには送信されない。

30以上の安全・運転支援システムを搭載するほか、新しい「my rnlt」モバイルアプリでEVルート計画や充電状況の確認、遠隔操作などが行える。

■主要スペック

全長4200mm、全幅1782mm、全高1522mm、ホイールベース2685mm。荷室容量は440リットル(リアシート折りたたみ時1332リットル)。車両重量は1772kg。最高速度は約159km/h、0~50km/h加速3.4秒、0~100km/h加速7.6秒だ。

《森脇稔》

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