テスラは、家庭用蓄電池の次世代モデル「Powerwall 3」の日本での販売を開始した。
Powerwall 3
Powerwall 3は、テスラが電気自動車と蓄電の分野で培ってきた技術を結集した製品で、全米シェアNo.1(2025年オームアナリティクス調べ)の家庭用蓄電システムだ。従来モデルの「パワーウォール2」から、ハイブリッド型の蓄電池へと進化した。
太陽光発電で作った電気をより効率的に蓄え、夜間や停電時に自宅へクリーンなエネルギーを供給する。電気料金の高い時間帯を気にせず電気を使えるほか、今後の電気代高騰への備えにもなる。
■ハイブリッド型に進化、変換効率97.5%を実現
Powerwall 3Powerwall 3の大きな特徴は、太陽光発電用のパワーコンディショナーを内蔵したハイブリッド型になった点だ。太陽光パネルを直接接続でき、業界最高レベルの変換効率(DC→AC)97.5%を実現している。設備数の削減や施工のシンプル化にもつながる。
これから太陽光発電と蓄電池をあわせて設置したい人や、新築の戸建住宅を検討している人に最適だ。一方で、単機能型としても利用でき、既設のパワーコンディショナーをそのまま使いたい人のシステムにもスムーズに設置できる。
■最高出力を約2倍の9.69kWに向上
Powerwall 2の5kWから9.69kWへと最高出力を約2倍に高めた。多くの家庭で、家の中のすべての電化製品を同時に動かすことが可能だ。停電時でも日常生活を維持でき、災害時の安心を提供する。
■耐候性も大幅に向上
動作温度範囲はマイナス20~プラス50度と幅広く、防塵・耐重塩害に加え、耐浸水性能(下端から60cm)も新たに追加された。北海道から沖縄まで、あらゆる場所・天候に対応する。
■AI「オプティキャスター」が充放電を自動最適化
すべてのパワーウォールには、ホームエネルギーマネジメントシステム「テスラ ホーム」を搭載。その中核を担うのが、テスラ独自のAI技術「オプティキャスター」だ。
気象予報・電力需要予測・電気料金の変動・太陽光発電量の予測など、複数のデータを機械学習で分析し、各家庭に最適なエネルギーの使い方を自動で決めて実行する。世界で100万台以上稼働するパワーウォールから得られるデータをもとに、今も進化を続けている。
具体的には、翌日が晴天と予測される場合は夜間の充電量を抑えて太陽光発電を優先したり、電力料金が高い時間帯には蓄電池から電力を供給して料金の安い時間帯に充電したりと、インテリジェントな制御を行う。使うほど学習し、各家庭のライフスタイルに最適化されていく。
■日本市場向け認証を取得、補助金も活用しやすく
Powerwall 3日本市場向けに、国内安全認証(JIS C 4412およびJIS C 8715-2)、IoT製品セキュリティ認証制度(JC Star)、通信規格(ECHONET Lite)を新たに取得した。また、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)への機器登録も完了しており、国や自治体の補助金を活用しやすくなっている。
例えば東京都では現在、最大120万円の補助金を提供している(2026年度 家庭における蓄電池導入促進事業)。
■製品概要
蓄電容量は13.5kWh、定格出力・自立運転時出力ともに9.69kW。寸法は高さ×横幅×奥行き=1105×609×193mm、重量は130kg。屋外・屋内への設置が可能で、床置き・壁掛けの両方に対応する。保証期間は10年。
■設置開始は2026年9~10月以降の見込み
設置を希望する場合は、テスラのウェブサイトから申し込む。申し込み後、テスラ認定販売施工会社から連絡が届く。設置開始は2026年9~10月以降となる見込みだ。
テスラは「超豊かな世界を創る」というミッションのもと、パワーウォール3を通じて日本の家庭におけるエネルギー革命を推進するとしている。




