マツダ『ロードスター』誕生の舞台裏、開発技術者が明かすライトウェイトスポーツ復活への挑戦

マツダ / ユーノス・ロードスター 初代
マツダ / ユーノス・ロードスター 初代全 10 枚

三樹書房は、新刊『マツダ / ユーノス ロードスター』〈四訂版〉を発売した。副題は「日本製ライトウェイトスポーツカーの開発史」。マツダ『ロードスター』の開発を担当した技術者らの手記を中心に、その誕生までの経緯を検証した一冊だ。

【画像全10枚】

著者は平井敏彦氏ほか、編者は小早川隆治氏。ロードスター開発当時の貴重な資料や写真も収録する。

ロードスターは、フロントエンジン・リアドライブという伝統的なレイアウトを採用したオープンタイプの2シーター軽量スポーツカーだ。「人とクルマが一体となって操る楽しさ」と「手に入れやすい価格」を目指し、新時代の正統派ライトウェイトスポーツカーとして開発された。

発売後は日本だけでなく世界市場でも予想を大きく上回る販売を記録し、マツダを代表する車種のひとつとなった。古典的ともいえるスポーツカーの構成を現代の技術でよみがえらせ、縮小傾向にあった世界のスポーツカー市場を再び喚起する存在となった。

マツダ / ユーノス・ロードスター 初代マツダ / ユーノス・ロードスター 初代

本書の特徴は、ロードスターの開発を担当した関係者による手記を中心に構成している点だ。ロードスターがどのように企画され、さまざまな困難を乗り越えて誕生したのか、その経過を開発者側の記録からたどる。

ロードスターにつながるプロジェクトが正式に動き出したのは1986年2月だった。マツダの経営会議で、それまで社内で検討されていた複数のプロジェクトのうち、技術研究所から発案された「LWSプロジェクト」が承認され、正規の開発プロジェクトとしてスタートした。

しかし、量産開始に至るまでにはいくつもの高いハードルがあった。ロードスターも正規の開発軌道に乗るまで、さまざまな困難や変遷を経験したという。

本書では、逆風の中でライトウェイトスポーツカーの復活に挑んだ技術者たちの記録を通じ、ロードスターが企画から量産へと進んでいった開発の舞台裏を紹介する。

マツダ / ユーノス・ロードスター 初代マツダ / ユーノス・ロードスター 初代

『マツダ / ユーノス ロードスター』〈四訂版〉
日本製ライトウェイトスポーツカーの開発史
著者:平井敏彦 他
編者:小早川隆治
発行:三樹書房
体裁:B5判・上製・216ページ(カラー24ページ)
定価:4950円(本体価格4500円+消費税)

目次
ロードスターの開発 平井敏彦
基礎設計 渡辺正明
車両設計 池水直行
デザイン開発 アドバンス編 林浩 一
プロダクトデザイン 田中俊治
シャシーの設計  貴島孝雄
パワートレインの開発 磯村定夫
ボディの開発 井村裕
コンピューターシミュレーションとボディ開発 渋田陽一
ソフトトップの開発 西口定
DHT(Detachable Hard Top)の開発 大本誠一
軽量バンパーシステムの開発 水永純章
NAロードスター レストア・サービス 山本修弘
プロダクション・ヒストリー ブライアン・ロング

『マツダ / ユーノス ロードスター』『マツダ / ユーノス ロードスター』

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《高木啓》

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