国産乗用車70年史、オートモ号から1974年まで227台を網羅

スバル 360(1958年)
スバル 360(1958年)全 8 枚

三樹書房は、『日本の乗用車図鑑 1904-1974』〈増補三訂版〉を刊行した。自動車史料保存委員会が編集を手がけ、1904年から1974年までの国産乗用車227台を年代順に紹介する。

【画像全8枚】

本書は、オートモ号など日本の自動車製造の黎明期に登場した車から、戦後の復興、高度経済成長を経て本格的なモータリゼーションを迎えた時代の国産乗用車までを収録。1975年に厳しい排出ガス規制が始まる直前までを対象としている。

各車は1ページにつき1台を基本に、写真、スペック、解説を掲載する。自動車工業振興会(後の日本自動車工業会)が発行した「自動車ガイドブック」をもとにしたスペックや解説、日本自動車工業会が所蔵する写真などを使用し、発売年順に紹介している。

本書のもとになったのは、2009年に企画・発行された『乗用車 1947-1965』と、2010年発行の続編『乗用車 1966-1974』だ。日本の自動車産業が歩んできた足跡を史料として残すことを目的に企画されたもので、2冊を合本して改訂を加えた。

合本にあたっては、2009年当時に入手できなかったスペック項目について、自動車技術会の発行史料や自動車メーカーの社史などを参照し、内容を充実させた。

さらに今回の増補三訂版では、初版刊行後にトヨタ博物館やBICライブラリなどから入手した史料に加え、近年充実してきた各自動車メーカーの公式アーカイブ史料を反映。各車の解説やスペックデータについても改めて確認し、大幅な改訂を実施した。

ホンダ Z(年)ホンダ Z(年)

収録期間の1974年までは、国内メーカー各社が技術を競い、より高性能な乗用車の開発を進めた時代だった。1975年以降は排出ガス規制への対応が大きな課題となる。

本書では、明治期から1974年までの国産乗用車を年代順に並べることで、日本の自動車製造の黎明期から技術を習得していく過程、戦後復興、高度経済成長を経て、世界有数の自動車生産国となる基礎を築くまでの歩みを、227台の乗用車を通じて振り返ることができる。

日本の乗用車図鑑 1904-1974』〈増補三訂版〉
日本自動車アーカイヴス
編者:自動車史料保存委員会委員会
発行:三樹書房
体裁:A5判並製/240ページ(PUR製本)
定価:1980円(本体価格1800円+税10%)
発売:2026年7月20日

『日本の乗用車図鑑 1904-1974』『日本の乗用車図鑑 1904-1974』

★出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍・雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  2. フィジカルAI「FRONTia」始動---国産AI開発に78兆5000億円投資
  3. パジェロはシリーズで復活!! 小さな本格SUVとして『パジェロ イオ』が続く?
  4. 世界初の小型ディスプレイ搭載、ワイヤレスCarPlayアダプター「CarPlay Clip」発売
  5. 【マツダ CX-80 900km試乗】このエンジンの存在感の前では他の美点も霞む[前編]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る