自動車はどう生まれる? 元トヨタ開発責任者が明かす「企画から完成まで」

トヨタ・プリウス
トヨタ・プリウス全 4 枚

自動車はどのように企画され、開発を経て世の中に送り出されるのか。トヨタ自動車で車両の開発責任者を務めた堀重之氏がそのプロセスを解説する書籍、〈増補二訂版〉『自動車の企画と開発』、副題「構想から完成までのプロセス 」が、三樹書房より登場した。

【画像全4枚】

商品は突然生まれるものではない。最初に、それをつくり出そうとする動機や発想があり、それを具体化する計画が存在する。この最初の計画が「企画」であり、それに基づいて開発が進められる。さらに図面がつくられ、工場で生産されることで商品として世の中に現れる。

いっぽう、開発は企画通りに淡々と進むとは限らない。途中には多くの人の意志や感情が入り、紆余曲折を経て、当初の思いとは異なる方向へ進むこともある。本書では、こうした自動車開発を「ドラマ」として捉えている。

著者の堀氏はトヨタ自動車でエグゼクティブチーフエンジニアを務め、数多くの自動車の企画と開発に携わった。本書では、その経験を基に、自動車がどのように企画、開発され、世の中に送り出されるのかを具体的な事例とともに紹介する。

自動車のような工業製品では、企画から開発、販売に至るまで多くの人が関わる。その中で全体を取りまとめるために必要な知識や心得についても、多くの図版を用いて解説している。自動車の企画・開発に関心がある人だけでなく、自動車以外の分野で企画に携わろうとする人も対象としている。

マツダ CX-5マツダ CX-5

今回の増補二訂版は、2022年3月に登場した初版をベースに追加執筆分を新たに収録し、記載内容を再確認したものだ。新たに「企画の基本」を加え、堀氏自身が実践してきた、企画を行う人物が持つべき行動指針などを加筆・収録している。

〈増補二訂版〉『自動車の企画と開発
構想から完成までのプロセス
著者:堀重之
発行:三樹書房
体裁:A5判/184ページ
定価:2400円(本体価格2400円+税10%)

目次
1 企画の基本
2 自動車事業のプロセス
3 自動車の開発組織
4 自動車開発の発端について
5 自動車の企画
6 車両開発
7 原価企画
8 重量企画
9 RE活動と量産ライン試作
10 発売準備
11 ラインオフ
12 企画部の葛藤

『自動車の企画と開発』『自動車の企画と開発』

出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍・雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ドア&エアコン付きゴルフカート、国内初の100台規模導入…アコーディア・ゴルフとPGM
  2. FRは存続する! レクサス『IS』次期型、電動化でどう進化?
  3. 『ジムニー』シリーズ専用「助手席オープントレイマット」が発売、置くだけ簡単・丸洗いも可
  4. トヨタ『カローラツーリング』次期型はどうなる? 5つの注目点
  5. 特定小型4輪「ELEGRAN」、新グレード「プレミアム」追加…跳ね上げ式ひじ掛け標準装備
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  4. 東京ミッドタウン八重洲で配送ロボット4台の本格運用を開始
  5. 三輪ソーラーEV『スリールオータ』、欧州の型式認定取得…記念モデルを限定30台で国内発売
ランキングをもっと見る