『ディフェンダー・ダカール』、公道仕様を初公開…635馬力のV8ツインターボ搭載

ディフェンダー・ダカール
ディフェンダー・ダカール全 3 枚

ランドローバーのディフェンダーは、「ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング」において、ダカール・ラリー2026のストッククラスで優勝した競技車両『ディフェンダー D7X-R』をベースとした公道走行仕様『ディフェンダー・ダカール』のデザイン・プレビュー・モデルを世界初公開した。

【画像】ディフェンダー・ダカール

ディフェンダー・ダカールディフェンダー・ダカール

この限定生産モデル「ディフェンダー・ダカール」は、競技マシンで培った技術を公道向けに進化させたもので、75年にわたるオフロード技術の革新とモータースポーツのデザインを融合させている。ジオメトリーの最適化、サスペンションの強化、オフロード向けボディの改良、ラリーからインスピレーションを得たインテリア、個性的なカラーオプションを採用した。

ディフェンダーの米国市場への復帰から5年で販売台数は13万台を超えており、「ディフェンダーOCTA」の成功や多様なラインアップの強みを背景に、今回の発表の舞台として同イベントが選ばれた。会場ではヘリテージ・モデルと「D7X-R」が並んで展示され、ランドローバー・エクスペリエンスの特設コースでの試乗体験も行われた。

■ダカール・ラリー2026で歴史的快挙

ディフェンダー・ラリーはダカール・ラリー2026のストッククラスに初参戦し、初優勝を達成した。14日間の戦いで3台の「D7X-R」が1位・2位・4位を獲得。13ステージのうち10ステージで1-2-3位フィニッシュを果たし、合計2万4000kmにわたる走行で圧倒的な耐久性を証明した。

■パワートレインと走行性能

「ディフェンダー・ダカール」は競技仕様の「D7X-R」と同じD7xボディアーキテクチャ、トランスミッション、ドライブトレインを採用し、ベースは「ディフェンダーOCTA」だ。4.4リッターツインターボV8ガソリンエンジンを搭載し、レース規制による出力制限がないため最高出力635PS・最大トルク750Nmをフルに発揮する。

足回りには鍛造20インチホイールと35インチのアドバンスト・オールテレインタイヤを組み合わせ、ビルシュタイン製アドバンスト・ダンパーを備えたコイルスプリングサスペンションを採用。新ドライブモード「デューンズ」「グラベル」と、競技向けに開発した「フライトモード」も搭載する。

■エクステリアとインテリア

ディフェンダー・ダカールディフェンダー・ダカール

エクステリアにはルーフ装着のライトポッド、固定式メタルルーフ、カーボンファイバー製レイズドエアインテーク、カーボンファイバー製ボンネット、リベット剥き出しの拡張ホイールアーチ、テールゲート・ブランキングプレート、マッドフラップなどラリーマシンを彷彿とさせる要素を随所に採用。強化された金属製フロント・アンダーシールドとアンダーボディ・プロテクションも備える。

カラーはダカールサンドのボディとヤンブーターコイズのルーフの組み合わせをはじめ多彩なオプションを用意。ナルヴィックブラックとアラスカホワイトではマットプロテクティブフィルムも選択できる。

インテリアは2+2シートレイアウトを採用し、1列目にはレーシングスタイルシートを装備。オプションで4点式レーシングハーネスを用意するほか、後部収納スペースにはレース用ヘルメットを収納できる設計とした。リアラゲッジスペースにはスペアホイールとエアコンプレッサー用の専用マウントを設ける。

■発売予定

限定生産モデル「ディフェンダー・ダカール」の予約受付は2027年初頭に開始予定。詳細な技術情報および仕様はサウジアラビアで開催されるダカール・ラリー2027で発表される予定だ。

《森脇稔》

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