千葉豪雨で水没車両多発、水深60センチで車外“脱出困難”の危険[新聞ウォッチ]

千葉県の豪雨で冠水した車両
千葉県の豪雨で冠水した車両全 1 枚

千葉県を襲った記録的な豪雨では、あっという間に道路が冠水し、路上で動けなくなった車が相次ぎ、県内では一時、浸水や水没した放置車両が2700台を超えたという。

きょうの各紙にも「幹線道路には18日時点でなお600台の放置車両があり、渋滞の原因にもなっていることから、道路機能の回復に向け、移動作業が進められている」。ただ「住宅街の路地などの車両を含めると、さらに放置車両が増える見込み」とも伝えており、県や市などは「プロジェクトチーム」を立ち上げて、道路に放置された車両の円滑な対応に取り組んでいるという。

そんな中で、今回の「千葉県の豪雨」が他人事とは思えない自動車ユーザーも少なくない。きょうの日経が社会面に「車の浸水で最も危険なのが車内への閉じ込め」と指摘。具体例として「日本自動車連盟(JAF)が過去に行った実験ではタイヤが完全に水につかる深さ60センチメートル以上でドアが開かなくなるリスクが高まった」と報じている。

記事ではセダンとミニバンの水没車のドア開け実験の結果を掲載。水深30センチから120センチまで段階的に調べたところ「後輪が浮いて車体が前傾してしまった場合には前方のドアに強い水圧がかかるためより危険性が高く、通常のセダンタイプのドアよりミニバンタイプのスライドドアの方が開けるのにより強い力が必要」などと指摘している。

さらに、JAFがガソリン車、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)を使った実験では「深さ60センチメートルでは時速40キロメートルで走行した場合にガソリン車はすぐにエンジンが止まり、HVは走り終えた直後に停止。EVは走りきったものの、複数のシステムが故障した」とも。

JAFの担当者は「豪雨時は無理に運転を続けず、早めに高台などに避難してほしい」とのコメントだが、豪雨も津波警報と同じように命を守るためには、日ごろから素早く高台に向かうことを肝に銘じておくことが大切なようだ。

2026年8月19日付

●社名変更英字が人気、海外事業拡大で発信強化 (読売・6面)

●路上に一時2500台阻む復旧、千葉豪雨渋滞の原因所有者「どうしたら」 (朝日・27面)

●企業とスポーツ・都市対抗出場トップに聞く、JR西日本・倉坂昇治社長「沿線に活力と勇気を」、JFEスチール・広瀬政之社長「うちわ応援注目して」(毎日・6面)

●日航サーチャージ引き下げ 来月から、燃料価格下落で (産経・9面)

●電撃EV10万台視野、26年販売、購入補助拡充追い風、欧州でも好調 (東京・4面)

●八重洲駐車場地下シェルターに、都独自のモデル事業2カ所目 (東京・15面)

●三菱ふそう5万台リコール (東京・20面)

●コマツ坂根氏死去、時代を先取る戦略家、巨額赤字、V字回復 (日経・13面)

●水深60センチで車閉じ込め、千葉豪雨で水没相次ぐ、運転中止、早めの避難を (日経・34面)

《福田俊之》

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