「まさに現代のマクラーレンF1」ゴードン・マレーの新型スーパーカーにSNS興奮!「実物見てみたい」の声も

ゴードン・マレー『S1』
ゴードン・マレー『S1』全 13 枚

ゴードン・マレー・スペシャル・ビークルズは、モントレー・カー・ウィーク中に開催された「ザ・クエイル」において、新型スーパーカー『S1』を世界初公開した。SNSでは、「シンプルに格好いい」「実物見てぇなぁ」など注目が集まっている。

【詳細画像】ゴードン・マレー『S1』

S1は、同社が手がけた『S1 LM』をベースに進化させたモデルで、長距離ツーリングを主眼に置いた設計が特徴だ。S1 LMがゴードン・マレーの1995年ル・マン24時間レース優勝を記念したレース志向の強いモデルであったのに対し、S1は快適性と洗練さを高め、日常的な長距離走行に対応する方向へとキャラクターを転換している。

◆1992年のショーカーへのオマージュ

ゴードン・マレー『S1』ゴードン・マレー『S1』

S1 LMに装備されていた大型固定式リアウイング、ロングフロントスプリッター、深いサイドスカートは廃止され、全ての外装パネルが新設計となった。クラシックなプロポーションにインスパイアされた、よりクリーンなシルエットを実現している。

リアには新設計のアクティブ・エアロシステムをボディに統合し、高速走行時の安定性と制動時の要求に応じて自動的に制御する。開発の焦点は極端なダウンフォースではなく、メカニカルグリップとバランスに移っている。

フロントとリアには専用設計のライティングを採用。デイタイムランニングランプはライトクラスターに統合され、S1 LMとは異なるヘッドライトの表情を持つ。ノーズ部のエアインテーク内には補助メインビームライトを低い位置に配置しており、マレーが1992年に手がけたモナコ・ショーカーのデザインへのオマージュとなっている。

Aピラーに取り付けられたミラーには小型リアビューカメラシステムを統合。ホイールも1992年モナコ・ショーカーにインスパイアされた新設計の軽量品を採用する。

◆コスワース製4.2リットル自然吸気V12エンジン

ゴードン・マレー『S1』ゴードン・マレー『S1』

S1の心臓部には、コスワース製の専用4.2リットル自然吸気V12エンジンを搭載する。最高出力は690PSで、最高回転数は1万2100RPMに達する。S1 LMと同系譜のエンジンをベースに開発されており、ゴードン・マレーのエンジンに期待されるサウンドと即応性を維持しつつ、ツーリング向けに広いトルク特性を持たせた。

最大トルクは約500Nmで、その81%にあたるトルクを2500RPMという低回転域から発揮する。エンジン内部には炭化ケイ素コーティングの軽量ピストン、チタン製バルブ、チタン製コネクティングロッド、ドライサンプ潤滑システムなど、競技仕様のコンポーネントを採用している。エンジンベイでは磨き上げられたインコネル製エキゾーストと24カラットの金メッキ製ヒートシールドがV12を際立たせる。

トランスミッションは6速マニュアルを組み合わせ、標準でツーリング向けの6速ギアを備える。新たにストレートなケーブルルーティングを採用し、ライフルボルトのような精密なシフトフィールを実現している。

◆シャシーと軽量化へのこだわり

ゴードン・マレー『S1』ゴードン・マレー『S1』

S1はS1 LMのボディ幅、トレッド、軽量サスペンション構造、ワイドタイヤを継承しつつ、車高を10mm引き上げ、ダンパーをリチューニングして乗り心地と快適性を向上させた。ステアリングの精度、俊敏性、フィードバックは維持されている。

軽量化へのこだわりも継続しており、超軽量カーボンファイバー製ボディパネルや軽量サスペンション部品を採用。より豪華なキャビントリムや強化されたサウンドシステム、遮音材の追加にもかかわらず、目標重量は『T.50』を下回る水準に設定されている。

◆「3シーターキャビン」のインテリア

ゴードン・マレー『S1』ゴードン・マレー『S1』

キャビンはゴードン・マレーのドライバーズカーとしての哲学を継承し、センタードライビングポジションと低いスカットルハイトを維持しながら、S1 LMよりも洗練された仕上がりとなっている。プレミアムレザー、専用ファブリック、テーラードトリム、ツーリングレベルのシートコンフォート、強化された遮音材、改良されたインフォテインメントスクリーン、専用軽量オーディオシステムを備え、3シーターキャビンを長距離走行に適した空間へと昇華させた。

パワーステアリングは切り替え可能で、リラックスしたクルージングから、よりダイレクトな操舵感まで選択できる。

S1 LMのレース由来のレキサン製小窓に代わり、新設計のダイヘドラルドアにはドロップダウン式ガラスを統合。開口部が広がり、乗降性が向上している。

ゴードン・マレー『S1』ゴードン・マレー『S1』

◆SNSの反応は

X(旧Twitter)では、「やべー、かっこえー」「現代の技術で忠実に作り直したマクラーレンF1だね」「やばすぎ。実物見てぇなぁ」「V12時代のF1そのものじゃん」「シンプルに格好いい」「マクラーレンF1のデザインをしっかり踏襲しつつ現代風にまとまってる」など、さまざまな意見が寄せられ話題になっている。

S1の生産台数は世界限定64台。各車はオーナーが個別にコミッションして仕様を決定する。価格は非公開とされている。

《奥山 輝》

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