MotoGPエンジン再現、エンジニア流の模型作り…“本職”があわてた

『タミヤニュース』2026年9月号(Vol.688)
『タミヤニュース』2026年9月号(Vol.688)全 5 枚

タミヤは、模型作りのための情報を掲載する『タミヤニュース』2026年9月号(Vol.688)を発売した。3Dプリンターを活用した模型作りや零戦52型の考察、水陸両用車のイラスト、新製品の恐竜工作などを取り上げる。

【画像全5枚】

連載「模型ファンをたずねて」には、兵庫県加古川市の機械加工メーカー、荒木エフマシンの執行役員、木川晩仁さんが登場する。木川さんは普段、3D CADやマシニングセンタを使った金属加工などに携わるエンジニアで、趣味では3Dプリンターを使ってバイクのエンジンなどをフルスクラッチしている。

模型との出会いは第1次『ミニ四駆』ブームのころだった。当初は改造を楽しんでいたが、やがて改造が必ずしも性能向上につながらず、「チューニング=調律」であることに気づいたという。それ以降、模型にも極限まで「調律」を施すことに熱中するようになった。

ヤマハのMotoGPマシンのエンジンをフルスクラッチした際には、製作当時、エンジン周辺の詳しい資料がなかった。このためサーキットのパドックなどで実車を観察し、不明な部分は推測してモデル化した。完成品を展示会に出品すると、その再現度の高さからヤマハのエンジニアが……。

零戦52型零戦52型

連載「第二次大戦機の真相と深層」では、「零戦52型」を取り上げる。テーマのひとつは「なぜ零戦の主脚は左右別々に引き込むのか」という謎だ。一般的には、プロペラ後流の影響によって右脚が先に引き込まれるとの説が知られている。しかし、当時の記録フィルムや保存機の離陸を見ると、右脚から引き込む場合もあれば、左脚が先の場合もあり、一貫していないという。誌面では、この主脚引き込みの謎に迫る。

“ポンチ絵描き”の有野篤氏は、水陸両用車をテーマにしたイラストを寄稿。世界初の水陸両用車「アンフィビウム」からシュビムワーゲン、水陸両用の観光バスまで、幅広い車両を描く。

夏休みの工作に『楽しい恐竜工作セット』夏休みの工作に『楽しい恐竜工作セット』

新製品紹介では、工作シリーズの『楽しい恐竜工作セット』3製品、はめ込み式で手軽に組み立てられる『クリックロック恐竜』シリーズ第1弾「1/35 フクイラプトル」、さらに『1/48傑作機』シリーズの「メッサーシュミット Bf109G-6後期生産型」を紹介する。

『楽しい恐竜工作セット』は、2026年の静岡ホビーショーで発表された製品だ。ティラノサウルス、トリケラトプス、ブラキオサウルスの3種類を用意する。特徴は主要パーツに木を採用したこと。木を主要部品とした製品は約30年ぶりで、木製部品にはカッターやヤスリで加工しやすく、色付けもしやすいポプラ材を採用した。板材を使った2次元表現で恐竜の姿を作り上げるには課題があったという。「1/35 フクイラプトル」については巻頭コラムでも触れている。

このほか、富士総合火力演習の様子やレースレポートなども収録する。

メッサーシュミット Bf 109 Gメッサーシュミット Bf 109 G

気になる見出し……●模型ファンをたずねて●戦跡・博物館をたずねて ぶらっとヨーロッパ街歩き●第二次大戦 Vol.181 イタリア軍装備解説 イタリア戦車、その開発と配備-9●第二次大戦機の真相と深層 零戦52型&栄31甲型発動機 零戦に栄発動機にまつわる“謎”の一端を解明する●古今東西水陸両用車絵巻(ポンチ絵・文 有野篤)●新製品の紹介●令和8年度 陸上自衛隊 富士総合火力演習

★出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍/雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

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