レンジローバー初のEV、『レンジローバー エレクトリック』発表…航続535km・急速充電22分を実現

レンジローバー・エレクトリック
レンジローバー・エレクトリック全 11 枚

ランドローバーのフラッグシップブランド、レンジローバーは、ブランド初の電気自動車(EV)『レンジローバー エレクトリック』を英国で発表した。

【画像】レンジローバー・エレクトリック

同モデルは1970年以来レンジローバーの生産拠点であるイギリス・ソリハル工場で製造される初のEVであり、ブランドにとって重要な節目となる。

■550PS・850Nmの強力なパワートレイン

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最高出力550PS・最大トルク850Nmを発生する260kWの永久磁石式電気モーターを2基搭載する。

実走行での最大航続距離は333マイル(535km)に達し、日常的な移動は追加充電なしで完結できるとしている。

0-100km加速は4.45秒、50-75mph(80-120km/h)の追い越し加速はわずか2.7秒を達成する。

■高度な走破性能と制御技術

インテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)は後輪へのトルク配分を100%から0%まで調整し、インテグレイテッド・トラクション・マネージメント(ITM)はモーター回転数を50ミリ秒以内で制御する。

これにより内燃機関搭載車(ICE)と比べて最大100倍速くスリップを管理できる。最大33度の急勾配での発進や、最大45度の勾配をローリングしながら登ることも可能だ。

■118.5kWhバッテリーと800Vアーキテクチャ

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344個のプリズムセルで構成する実用容量118.5kWhのリチウムイオン・ダブルスタック・バッテリーを搭載する。

先進的な800Vアーキテクチャにより、350kWのDC急速充電器使用時にバッテリー残量10%から80%まで約22分で充電でき、10分間で220km分の航続距離を補充できる。

また、シリコンカーバイド(SiC)半導体を採用し、マイクロ秒単位のスイッチング速度を実現している。

■専用アプリで車両と常時接続

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新しいレンジローバー・アプリを通じて、車外からでも車内の空気清浄機能やステアリングホイール・ヒーターの起動、施錠状態・現在位置の確認、バッテリー充電状況の把握が可能だ。

割安な電気料金の時間帯を選んで充電予約する機能も備える。

■150万km超のテストと300件超の特許出願

スウェーデン・アリエプローグでのマイナス40度の極寒環境やドバイの砂漠地帯、英国・イーストナー・キャッスルのJLR独自施設など世界各地でテストを実施。走行距離は150万kmを超え、25万時間超のバーチャルテストも完了している。

先進の熱管理システム「ThermAssist」の採用により航続距離は最大25マイル延び、暖房エネルギーの消費量も40%削減した。

関連特許出願数は300件超で、レンジローバーブランドの単一モデルとして過去最多となる。パワートレインには8年間または10万マイルの保証が付帯する。

《森脇稔》

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