きのう(9月8日)の東京外国為替市場で対ドルの円相場が一時1ドル=152円台まで上昇し、約7か月ぶりの円高水準をつけたという。日本銀行の利上げペース加速への思惑を背景に、急速に円買いの動きが進んだとみられるが、その後は、1円以上下げる場面もあり激しい値動きとなっている。
きょうの各紙も「円上昇、一時152円台、日米金利差の縮小意識」などと掲載。「市場が米利上げを織り込み、日米金利差が開いたままの状況でも円買いの勢いは衰えず、長く続いた円安基調が変化するかが焦点となる」(読売)とも取り上げている。
急激な円高の動きを背景に、東京株式市場でも日経平均株価が3営業日ぶりに反落し、終値は前日比1130円51銭(1.70%)安の6万5269円33銭とこの日の安値で終えたが、自動車などの輸出関連株には採算悪化を懸念した売りが優勢だったという。
きょうの日経が投資面に「自動車株1カ月ぶり安値」などと取り上げているが、このうち、終値でも4.12%安と下落したトヨタ自動車をクローズアップ。「2027年3月期の想定為替レートを1ドル=160円に設定しており、円高で輸出採算が悪化し業績が下振れするとの警戒感から売りが優勢となった」と分析。さらに「対ドルで1円の円高により営業利益が約500億円押し下げられるとの見方もあり、収益悪化を意識した売りが広がった」とも。
業種別日経平均株価の「自動車」は、前日比4.7%下げ約1カ月ぶりの安値をつけたが、トヨタ以外でも、三菱自動車が5.9%安、マツダも5.46%安、ホンダは4.98%安、日産自動車も4.45%安、スバル3.84%安、スズキ3.64%安など軒並み売られていた。各社は下期以降の為替想定レートの修正とともに通期の業績見通しにも影響を与えそうだ。
2026年9月9日付
●円高7カ月ぶり 152円台、日銀利上げ観測で(読売・1面)
●東海大雨265万人避難指示、愛知・岐阜氾濫特別警報(読売・1面)
●GDP上方修正、 年率1.4%増、4~6月期自動車出荷が好調 (朝日・7面)
●スイカ新キャラ3候補、JR東、ウェブ投票開始 (毎日・6面)
●1.25%に利上げへ、日銀方針、31年ぶり水準(産経・2面)
●くらし、運転中、地震や水害に遭ったら? (産経・14面)
●社説、ニデックは再生できるか (日経・2面)
●トヨタ、VW系と燃料電池で協業(日経・15面)
●自動車株1カ月ぶり安値、トヨタ4%安、円高、各社想定超え (日経・19面)




