フランスの自動車部品大手ヴァレオは、2026年9月14日から20日にかけてドイツ・ハノーバーのハノーバー・メッセ(ホール20、ブース30)で開催される商用車・物流分野の国際見本市「IAA Transportation 2026」に出展する。
大型トラックおよび小型商用車向けの最新ソリューションを展示し、フリート事業者が抱える総所有コスト(TCO)の最適化という課題に応えるハードウェアとソフトウェアを提案する。
■ 幹部が基調講演
9月15日午後5時30分からは、ヴァレオのチーフ・セールス&ビジネス・デベロップメント・オフィサーのデトレフ・ユールスがメインステージで基調講演を行う。
ユールスは「電動化、自動運転、ソフトウェア駆動のトラックにおいて、ADASセンサー、センサー洗浄技術、コンピューティング技術への需要が高まっている。これらは業界のゲームチェンジャーだ」と述べている。
■ 電動化・自動運転をリード
2030年までに電動トラックが世界市場で相当なシェアを占め、今後10年間で自動運転トラックが急速に成長すると予想される中、ヴァレオはこの変革を支えるパートナーとしての地位を強化している。
ライティング、ワイパー、パワートレインシステム、サーマルマネジメントといった従来製品での強固な基盤を維持しながら、電動化やレベル4までの先進運転支援システム(ADAS)、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)技術の分野でリーダーシップを加速させている。
■ 安全技術の強化
ヴァレオのアダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)技術は、対向車に合わせてハイビームの配光パターンを自動調整し、他の道路利用者を眩惑させることなく夜間視認性を高める。乗用車では標準的なこの技術を商用車市場にも展開する。
車内では、高度ドライバー・モニタリング・システム(DMS)が居眠りや脇見運転をアクティブに検知し、GSR IIおよびNCAP 2026の規格に適合している。
■ 主な展示製品
電動化分野では、電動バス・トラック向けのインバータ一体型電動コンプレッサ「EDC-120」やスマートヒートポンプ、高電圧クーラントヒーターなどを展示する。
自動運転・SDV技術では、LiDARとカメラ用の洗浄システム、独自の「Truck Valeo Smart Safety 360(VSS360)」ソリューション、ADASドメインコントローラー、そしてADASと駐車用ソフトウェアやAIを活用した認識・意思決定機能を含む包括的なソフトウェアスイート「ヴァレオ anSWer」を披露する。
キャビンの快適性向上に向けては、21.6インチの4K曲面タッチスクリーンディスプレイや先進的なHVACシステムも展示する。
■ ラストマイル配送向け製品も
マイクロモビリティ分野では「Cyclee by Valeo」として、48Vモーターと7速オートマチックトランスミッションを一体化した「GO7 Gen4 ドライブ・ユニット」を展示する。130Nmのトルクと最大1000Wのピークパワーで最大250kgの商用貨物を運搬できる。
■ リマニュファクチャリングで持続可能性を追求
アフターマーケット向けには、スターター&オルタネーター、ブレーキキャリパー、エアコン用コンプレッサー、駆動系部品など6000品番以上のリマン製品を展開している。
最近は「REMAN 2.0」プログラムとしてNOxセンサーやインバーター、EDCなど電子・電動化部品にも拡大。素材の平均80%以上を再利用し、CO₂排出量の削減と新品同様の品質を手頃な価格で提供することを目指している。




