日産『リーフ』ベースの新型リリーフカー、横浜DeNAベイスターズが導入 9月22日始動

日産リーフがベース、横浜スタジアムのNEWリリーフカー
日産リーフがベース、横浜スタジアムのNEWリリーフカー全 20 枚

日産自動車とプロ野球・横浜DeNAベイスターズは9月9日、ベイスターズの本拠地、横浜スタジアム(横浜市)で、3代目『リーフ』をベースに製作した「NEWリリーフカー」を披露した。9月22日の横浜DeNAベイスターズ対中日ドラゴンズ戦から運用を開始する。

【画像全20枚】

●70年代から日産車ベースのリリーフカー

横浜スタジアムでは1970年代から、日産車をベースとしたリリーフカーを使用してきた。これまで『ブルーバード』や『Be-1』、『エスカルゴ』などが登場。2017年シーズンからはEV(電気自動車)の初代リーフ、2018年からは2代目リーフをベースに改造したリリーフカーが使用されている。ちなみに充電器は球場内に設置されている。

今回のNEWリリーフカーは、2026年1月に発売した3代目リーフがベースだ。日産は「マウンドに向かう投手が気持ちを高め、最高のプレーにつなげてほしい」「ファンにも喜んでもらえる特別なクルマを作りたい」との考えから製作した。

開発には日産のデザイナーや技術陣に加え、全国5校の日産直系の自動車整備専門学校「日産・自動車大学校」の学生も参加した。

披露イベントで日産自動車 国内マーケティング&セールス執行職の杉本全氏は、「日産は横浜が創業の地。長年皆さまと歩んできた。横浜を盛り上げたいという思いは、ベイスターズと通じるものがある」と説明。学生も製作に参加したことについて、「横浜ベイスターズを応援する気持ちを込めた」と語った。

日産リーフがベース、横浜スタジアムのNEWリリーフカー日産リーフがベース、横浜スタジアムのNEWリリーフカー

●投手の「乗り降り」と「見え方」を重視

NEWリリーフカーは、リリーフ投手が乗り降りしやすいようセンターコンソールを取り払い、ステップの高さを調整した。また、乗車した投手の表情を観客席から見やすくするため、シート座面の高さにもこだわった。杉本氏によると、開発で難しかったポイントのひとつがシートだった。ホームチーム仕様にはベイスターズのシンボルである大きな「星」をデザインした。

杉本氏は「普通の車の開発とは少し異なる」としたうえで、選手が窮屈に感じず、降りやすいよう工夫したと説明。「勝負に集中していただくというところが我々の狙い」と語った。

外装色には3代目リーフのコミュニケーションカラー「ルミナスターコイズ」を採用。ベイスターズのチームカラー「YOKOHAMA BLUE」との調和を図った。

運転席:相川監督、後席奥:筒香選手、後席手前:伊勢選手運転席:相川監督、後席奥:筒香選手、後席手前:伊勢選手

●伊勢大夢「集中する場面を作ってもらえる」

披露イベントには横浜DeNAベイスターズの木村洋太社長、相川亮二監督、筒香嘉智選手、伊勢大夢選手も出席した。

木村社長は、日産とのこれまでの関係に触れたうえで、新型リーフについて「静かながらも非常に力強い走り」と表現。「我々横浜DeNAベイスターズのひと踏ん張りをさらに後押ししていただける」と、シーズン終盤でのNEWリリーフカー投入に期待を示した。

リリーフ投手として乗車機会の多い伊勢選手は、NEWリリーフカーについて「色も変わりましたし、乗り心地もよく感じた」と評価。「新しいクルマということで、またいい気持ちで臨めるんじゃないか。チームのリリーフ陣全員、そういう思いで乗っていけたら」と話した。

さらに、EVならではの静かさについても「リリーフカーに乗って、EVで静かな乗り心地ということもあり、集中する場面を作ってもらえる」と説明した。

観客からの見え方については「ファンからより見える。自分の姿勢も良くなる」と話し、「リリーフって若干目立ちにくい部分はありますけど、誰々来たなって思わせられるデザインになってる」と、新しい車両ならではの効果を語った。

3代目リーフをベースとしたNEWリリーフカーは、9月22日から横浜スタジアムで実戦デビューする。同日の試合は「#NEW リリーフカーナイター Driven by NISSAN」として、日産自動車の冠協賛試合となる。

《高木啓》

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