初出は2013年の「第43回 東京モーターショー」。コンセプトは「みんなが乗りたくなる、そして笑顔になる。日本の街の風景を変え、日本ならではの“おもてなしの心”から生まれた次世代タクシーコンセプト」だった。
そんなショーモデルを原形に、2017年10月に発売されたのが『JPN TAXI(ジャパンタクシー)』。写真のカタログは2020年6月のもので、東京2020オリンピック、パラリンピックにに併せてロゴがラッピングされた限定車の折り込みも入れられていた。
トヨタ JPN TAXI のカタログ
JPN TAXIのカタログらしく、表紙は富士山をバックにしたもの。ボディ色は“深藍(こいあい)”といい、古来より藍をまとい、藍と共に暮らしてきた日本の心から生まれた色で、海外からは「ジャパンブルー」と称賛される深い藍色をベースに開発(2017年のリリースより)された。ボディ色はほかにブラック、スーパーホワイトIIを設定。
日本のおもてなしの心を反映したタクシー専用車として開発された実車は、乗り込み高さ320mmの低床フラットフロア、開口幅720mm×開口高さ1300mmの大開口リア電動スライドドアを装備。車いす乗降用スロープを備え(2019年に3枚折り→2枚折りに構造変更)、助手席タンブルと後席クッションチップアップにより車いすのままの乗車可能なスペースを確保した。
トヨタ JPN TAXI のカタログイエロー色のアシストグリップや子供用グリップなども備えたユニバーサルデザインに基づいた設計も特徴だ。LED照明付き後席シートベルトのバックルや、上級グレードの「匠」には後席シートヒーター(座面と背面)、天井サーキュレーターなども装備する。
運転席まわりでは、シフトレバー横の日報灯スイッチやステアリング右側のハザードスイッチなどを装備。センターコンソールにはクレジット・決済機器用のスペースも設けられている。インパネ中央の後席エア吹き出し口は、防犯ボードを前提にした固定式。コンソール横の後席から見えにくい場所に、料金バッグが収められるポケットも用意する。
トヨタ JPN TAXI のカタログパワートレインはタクシーに最適化したLPG(LPガス)ハイブリッドシステムを採用。1.5リットル1NZ-FXPエンジンとモーターのシステム最高出力は73kW(100ps)。




