事故多発交差点を公表…ワーストは神戸市「西神中央線合流部」 損保協会

全国交通事故多発交差点マップ
全国交通事故多発交差点マップ全 4 枚

日本損害保険協会は2026年9月16日、最新データに基づく「全国交通事故多発交差点マップ」2025年版を公開した。全国で人身事故件数が最も多かったのは、兵庫県神戸市西区の「西神中央線合流部」で23件だった。

【画像全4枚】

全国の人身事故の半数以上は、交差点や交差点付近で発生している。全国交通事故多発交差点マップは、交通事故の防止・軽減を目的に、全国の都道府県警察の協力を得て、各都道府県で人身事故件数が多かった交差点をランキング形式でまとめたものだ。

2025年に全国で最も人身事故が多かったのは、西神中央線合流部の23件だった。2位は東京都江戸川区の「瑞江駅西通り高速下交差点」で20件、3位は愛知県名古屋市中村区の「名古屋駅交差点」で18件となった。

●ワースト1:西神中央線合流部

西神中央線合流部は三差路で、主道路の車線数が多く、カーブと勾配がある。道路が斜めに交差しており、信号はない。朝夕の通勤時間帯には自動車による渋滞が発生する一方、自転車や歩行者の流れは多くないという。

同地点で発生した23件はいずれも軽傷事故で、事故類型は全件が車両同士の追突だった。事故は、本線に合流する際、ドライバーが右方から来る車両だけに気を取られ、前方の車両の動きを確認しないまま進み、合流のため停止した前車に追突するケースが発生している。

予防策として、本線への合流時には速度を十分に落とし、前車との車間距離を保つことを挙げる。右方からの車両だけでなく、前車の動きを確実に確認して進むよう求めている。

●ワースト2:瑞江駅西通り高速下交差点

2位の瑞江駅西通り高速下交差点では、対向車線を直進する車両の発見が遅れたり、信号の変わり目に無理に右折したりすることによる事故が多い。右折時には他の車両の動きにも注意し、安全確認を怠らず、余裕を持って運転することが予防につながるとしている。

●ワースト3:名古屋駅交差点

3位の名古屋駅交差点は、名古屋駅前に位置し、交通量が非常に多いうえ、道路構造が複雑だ。工事などによって見通しも悪くなっており、安全確認不足による車線変更時の事故や出会い頭の衝突、脇見運転による追突事故が発生している。

同地点では、周囲の安全を確実に確認して無理な車線変更を避けるほか、前方の車両や信号を確認し、危険を予測した運転をするよう呼びかけている。

●2025年の全国の交通事故多発交差点ワースト5

ワースト1 西神中央線合流部 神戸市西区 23件
ワースト2 瑞江駅西通り高速下交差点 東京都江戸川区 20件
ワースト3 名古屋駅交差点 名古屋市中村区 18件
ワースト4 谷町4丁目交差点 大阪市中央区 17件
ワースト5(4か所) 八軒10条西11丁目3番付近交差点 札幌市西区 14件
ワースト5(4か所) 大原交差点 東京都杉並区 14件
ワースト5(4か所) 東天満交差点 大阪市北区 14件
ワースト5(4か所) 生田川交差点 神戸市中央区 14件

全国交通事故多発交差点マップは、家庭での交通安全対策のほか、地域での交通安全指導、学校の通学路の安全点検、企業の安全運転管理や社員研修などでの活用を想定している。

《高木啓》

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