カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフィアロスペース・フィアロコーポレーション(両社合わせてフィアロ)は9月19日、栃木県宇都宮市に複合モビリティ施設「PHIARO Mobility Hub」をオープンした。
同施設は、かつて「ヒーローしのいサーキット」として親しまれてきたコースを活用し、モビリティと暮らしが交わる新拠点として再生するもの。両社は2025年10月に基本合意を締結し、フィアロのモビリティ企画・技術力とCCCの空間・体験の企画力を組み合わせて開発を進めてきた。
スローガンは「Movement is Life.」。クルマやバイクを愛する人だけでなく、モビリティに初めて触れる人や親子連れ、地域住民まで幅広い層を対象とした開かれた拠点を目指す。
PHIARO Mobility Hub
施設は、多様な走行体験を提供する「SHINOI RING」、好奇心を刺激するBOOK &CAFE「M-TRACE」、モビリティへの想像を広げる「MOTOR HOME」と3つのサービスで構成される。
「SHINOI RING」はオンロードコースとダートコースの総称。クルマやバイクを自ら操る走行体験を提供するほか、初心者やファミリーが参加しやすいプログラムも展開する。モビリティ関連企業による車両・技術の体験や商品・サービスの発表、イベントにも活用する予定だ。
「M-TRACE」は、コースや周囲の自然を眺めながら飲食・読書・会話を楽しめるBOOK&CAFE。代官山 蔦屋書店のコンシェルジュが、モビリティ、旅、自然、デザイン、テクノロジー、文化、ライフスタイルなど多様なテーマから選書した本を揃える。サーキットを利用しない地域住民も気軽に立ち寄れるオープンな空間とする。
PHIARO Mobility Hub「MOTOR HOME」は、世界で活躍するトップレーサーが使用するものと同等仕様の本格的なドライビングシミュレーターを設置する。SHINOI RINGのコースを高精度にデータ化してデジタル空間上に再現し、運転免許の有無や年齢・経験を問わず本格的な走行感覚を体験できる。
今後は、シミュレーターで体験した車両に実際に乗ることができる「デジタルツイン体験」の導入も構想している。デジタルとリアルを行き来することで、モビリティを新たな視点から捉える体験価値を提案するとしている。
フィアロとCCCは今後、スポーツ、自然、食、アート、教育、テクノロジーなど多様なテーマでも施設を活用していく方針で、地域の事業者や教育機関、クリエイター、モビリティ関連企業とも連携し、共創の機会を創出していくとしている。




