『レンジローバー スポーツ』初のEV発表、航続距離は608kmを実現 開発テストは日本で

レンジローバー スポーツ エレクトリック
レンジローバー スポーツ エレクトリック全 20 枚

ジャガー・ランドローバーは9月30日、『レンジローバー スポーツ』シリーズ初となるフルバッテリーEVモデル『レンジローバー スポーツ エレクトリック』を発表した。

【詳細画像】レンジローバー スポーツ エレクトリック

2基の260kWモーターを搭載し、最高出力550ps、最大トルク850Nmを発揮する。これはレンジローバー スポーツ史上最大のトルクとなる。ダイナミックローンチモードでは0-60mph加速をわずか4.3秒(0-100km加速は4.45秒)で達成し、V8エンジン搭載モデル「P540」に匹敵するパフォーマンスを誇る。

バッテリーは118.5kWhのリチウムイオンバッテリーを採用。WLTPモードで最大378マイル(約608km)、実走行で最大333マイル(約536km)の航続距離を実現している。公共のDC急速充電器を使用した場合、最短10分の充電で最大136マイル(約220km)分の航続距離を確保でき、バッテリー残量10%から80%までの充電は約22分で完了する。

レンジローバー スポーツ エレクトリックレンジローバー スポーツ エレクトリック

シャシー面では、PHEVモデルと比較してボディ剛性を61%向上させ、重心を73mm低く設計。アダプティブダイナミクス、ツインバルブダンパー、電子制御アクティブロールコントロール(eARC)、オールホイールステアリングといった先進技術を搭載する。eARCは各アクスルに最大1400Nmの力を加え、高い安定性を確保する。また、ツインバルブダンパーとアダプティブダイナミクスは1秒間に500回、100ものパラメーターをモニタリングし、コーナリングやブレーキング時のボディの動きを緻密に制御する。

バーチャル全輪駆動(AWD)と専用チューニングを施したインテリジェントトラクションマネージメントシステムにより、渡河水深900mm、最大45度の急勾配の走行も可能なオールテレイン走破能力を持つ。

トルクの立ち上がりは『レンジローバー エレクトリック』と比較して50%速く、レンジローバー エレクトリックを上回るトルクレスポンスを実現している。

レンジローバー スポーツ エレクトリックレンジローバー スポーツ エレクトリック

外観では、空力特性を最適化したグリルとアロイホイールのデザインを採用。高速道路走行時の航続距離を最大10マイル(約16km)延長することに貢献するとしている。また、独自のサウンドデザインを開発し、多彩なドライブモードを活用したくなる走行体験を提供する。

製造は英国ソリハルの生産ラインで行われ、PHEV・ガソリン・ディーゼルモデルと同じラインで生産される。「MLA-Flex」アーキテクチャにパワートレインをシームレスに統合しており、レンジローバー エレクトリックと並行して開発した「サームアシスト」熱管理システムも採用している。

グローバル試験・開発プログラムの最終テストは、イタリアのカッラーラ大理石採石場と、日本の千葉県南房総市にある「THE MAGARIGAWA CLUB」のプライベートサーキットで実施した。カッラーラでは最大45度の急勾配や変化する路面状況に対応し、その走破能力を実証したという。

レンジローバー スポーツ エレクトリックレンジローバー スポーツ エレクトリック

レンジローバー担当マネージング・ディレクターのマーティン・リンパートは「シームレスに統合された電動パワートレインにより、かつてないほどに素早いレスポンスと高い精度を実現した」と述べている。

JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカーは「剛性を高めたアーキテクチャと低重心化、緻密なトルク制御や先進のシャシー技術を組み合わせることで、よりシャープなレスポンスと優れた俊敏性をもたらす」とコメントした。

レンジローバーのビスポークサービスも利用可能で、ボディカラーや仕様の組み合わせ、上質なマテリアル、オリジナル刺繍を含むパーソナライゼーションにより、個性的な1台を仕立てることができる。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに
  2. メルセデスAMG、新型高性能SUV『GT SUV』を予告…デビューは10月17日
  3. 「何度見てもかっこいい」アルファロメオの観音開きクーペ『クオーレロッソ』にSNSで反響!
  4. 英トヨタ、『Top Gear』伝説の耐久試験を再現…新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  5. スバル『BRZ』に「ZC15」、専用セラミックホワイト×ブロンズの限定300台…2027年初頭米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る