四輪事業で苦戦しているホンダが、三菱自動車からピックアップトラック『トライトン』のOEM(相手先ブランドでの生産)供給を受ける方針を固めたという。きょうの読売が1面に「ホンダ 三菱自から車供給」とのタイトルで報じている。
それによると、「両社の協業交渉による提携第1弾で、2028年にも三菱自がタイ工場で生産しているトライトンのOEM供給を受けて,東南アジアで販売し、他地域に広げることも検討する」という。
ホンダは東南アジア市場でも苦戦しており、新興国で人気が高いトライトンをホンダブランドで投入し、てこ入れを図る。一方で、三菱自はホンダへの主力車種の供給でタイ工場の稼働率を上げる狙いがあるようだ。
また、両社は協業を広げる考えで「ホンダは、三菱自の他の車種もOEMを受けたいとしているほか、速度計やディスプレーなど運転席周りの部品の共同開発も検討している」とも伝えている。
ホンダと三菱自の関係は、1990年代にも当時のメインバンクの旧三菱銀行を仲介役に経営統合を模索する動きもみられたが、事前に情報がひとり歩きしたことなどから幻に終わったという経緯がある。時代も変わって車産業全体の斜陽化が進み、日産自動車を含めた3社連合の関係強化を進めなければ、生き残ることも難しくなってきたようだ。
2026年10月9日付
●ホンダ、三菱自から車供給、協業第一弾、日産含め連携強化 (読売・1面)
●欧州車の岐路脱炭素へ(下) 水素エネトラック活路、トヨタ、普及へ協業加速(読売・8面)
●中国工場生産車、日産が初輸出へ、今月メキシコに(読売・8面)
●企業倒産13年ぶり高水準、今年度上期、金利上昇一層淘汰も(産経・2面)
●三菱ふそう、トラック2.9万台リコール (産経・18面)
●ニデック上場維持年内にも判断、東証 (東京・6面)
●トヨタ、中国合弁2社再編、広州汽車・第一汽車電動化の協力加速 (日経・15面)




