「本当なら買いたい」トヨタ『MR2』2028年復活スクープに、SNSでは期待と戸惑い

トヨタ MR2 次期型の予想CG
トヨタ MR2 次期型の予想CG全 14 枚

トヨタのミッドシップスポーツ『MR2』の復活を伝える報道が、SNSで話題になっている。

【画像】トヨタ『MR2』予想CGと『FT-Se』コンセプト

トヨタが開発を進める新世代ミッドシップスポーツが、歴代『MR2』とは大きく異なるモデルになりそうだ。最新情報では、新開発の2.0リットル直列4気筒ターボエンジンをミッドシップに搭載し、最高出力は400ps超となる可能性がある。

さらに駆動方式には、歴代MR2で初となるAWD(4WD)が採用される可能性も浮上している。市販モデルの登場時期として有力視されているのは2028年だ。

◆国産量産車として珍しいミッドシップ

トヨタ MR2 最終世代(3代目)北米仕様、日本では MR-Sトヨタ MR2 最終世代(3代目)北米仕様、日本では MR-S

MR2は1984年に登場した2シータースポーツで、国産量産車としていち早くミッドシップレイアウトを採用した。1989年には2代目へ進化。1999年には日本で『MR-S』と呼ばれたオープンスポーツへと姿を変えたが、2007年に生産を終了した。

その系譜が約20年を経て、再び動き始めている。新世代ミッドシップスポーツの存在を強く印象づけたのが、2025年の東京オートサロンで公開された『GRヤリスMコンセプト』だ。外観こそGRヤリスをベースとしていたが、通常はフロントに搭載するエンジンをキャビン後方へ移設。新開発の2.0リットル直列4気筒ターボエンジンをミッドシップに搭載した実験車だった。トヨタは同車をスーパー耐久シリーズにも投入し、冷却性能や耐久性、ハンドリングなどを実戦環境で検証してきた。

◆新たな2ドアの開発車両も

トヨタ GRヤリスMコンセプトトヨタ GRヤリスMコンセプト

さらに2026年7月には、富士スピードウェイ周辺で新たな2ドアの開発車両が目撃された。GRヤリスを使ったテスト車両とは異なり、低いルーフや張り出したフェンダー、大型サイドエアインテークなどを備え、本格的なスポーツカーを思わせるプロポーションを持つ。ボディには既存車の部品が流用されているとみられ、外観がそのまま市販型になるわけではない。ただ、大型サイドエアインテークなどの特徴から、ミッドシップスポーツ開発の次の段階に進んだ車両として注目されている。

◆新開発2.0L直4ターボは400ps以上

搭載が有力視されるのは、新開発の「G20E」型2.0リットル直列4気筒ターボエンジンだ。トヨタが次世代車向けに開発しているエンジンで、従来の2.4リットル級ユニットよりコンパクトな設計を特徴とする。搭載の自由度を高められるため、低いボンネットや低重心化にも有利で、ミッドシップスポーツへの搭載にも適しているだろう。市販仕様の最高出力は正式発表されていないものの、最新情報では400~450ps程度が想定されている。モータースポーツ仕様では、さらに大幅な高出力化も視野に入る。

◆ミッドシップ+AWD

トヨタ FT-Se コンセプトトヨタ FT-Se コンセプト

そして、新世代ミッドシップスポーツの性格を大きく変えるかもしれないのが駆動方式だ。歴代MR2はミッドシップエンジン+後輪駆動を基本としてきた。しかし次世代モデルでは、ミッドシップにAWDを組み合わせる可能性が伝えられている。400psを超える出力を路面へ確実に伝えるうえで、AWD化は大きな意味を持つ。歴代モデルの単純な復刻ではなく、高出力化した現代のGRスポーツとして、新たなキャラクターを与える狙いがありそうだ。

デザインを占ううえでは、2023年のジャパンモビリティショーで公開されたEVスポーツコンセプト『FT-Se』もヒントになる。FT-Seはキャビンを前方へ配置し、短いオーバーハングとワイド&ローのスタンスを組み合わせた。市販型が内燃機関を搭載する場合、そのままのデザインになるとは考えにくいが、次世代トヨタスポーツの方向性を示したモデルのひとつといえる。

◆「GR」を訴求するか

トヨタ MR2 次期型の予想CGトヨタ MR2 次期型の予想CG

車名にも注目したい。トヨタは「GR MR2」「GR MR-S」の名称を商標出願していることが判明している。市販化された場合、GRを前面に押し出したモデルになる可能性もある。現時点でトヨタは、MR2の復活や2028年の発売、最終的なパワートレインについて正式発表していない。

いっぽう、GRヤリスMコンセプトを使った実戦テストに続き、専用スポーツカーを思わせる開発車両も姿を現した。新世代ミッドシップスポーツの開発は、より具体的な段階へ進んでいるとみられる。新開発2.0リットルターボ、400ps超、そしてAWD。市販化されれば、かつてのMR2をそのまま復活させるのではなく、GR時代の新たなミッドシップスポーツとして登場することになりそうだ。

◆SNSの反応は

X(旧Twitter)では、復活の可能性そのものに期待を寄せる声が目立つ。「本当なんだとしたら買いたい所ではある」との投稿のほか、「マジ?コンセプトは全く違ってるけど…少し楽しみかも」と、従来のMR2とは違う方向性を受け止めつつ関心を示す声もあった。スペックについては「スゲースペックだな」と驚く投稿が見られた。

過去にMR2系のクルマに乗っていたユーザーからも反応があり、「約2年間、『MR-S』に乗っていたので気になる」との投稿が寄せられている。また、ミッドシップ四駆の開発という流れを受けて「市販に至らなかった222Dを継ぐような車が令和の時代に出るってアツい展開だよね」と、かつての未市販車になぞらえて盛り上がる声もあった。

パワートレインや価格に触れる投稿もあり、「ついでにスポーツハイブリッドとかだと面白そう」との期待が出ている。一方で「後継ならミッドシップで出してほしい。ただ400ps超のAWDなら価格は手が届かなさそう」と、出力の高さから価格を気にする声も見られた。

《レスポンス編集部》

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