横文字などの表題の意味を引き立てたり、わかりやすくする役割を果たすのが「枕詞」だが、千葉市の幕張メッセで同時開幕した「CEATEC(シーテック)と「ジャパンモビリティショービズウィーク」について、きょうの各紙のその枕詞の違いが興味深い。
まず、「シーテック」の枕詞としては、読売は「デジタル技術の国内最大級の展示会」として「AI(人工知能)を使ってロボットを自律的に動かす『フィジカルAI』など、AI関連の展示が目立った。一方、相次ぐサイバー攻撃による個人情報の漏えいを受け、AIのリスクを懸念する声も経営者らから聞かれた」などと報じている。
毎日は「アジア最大級のデジタル技術の展示会」として「製造業や医療向け人工知能(AI)に加え、サイバーセキュリティ―分野の展示も注目を集めている」。
産経も「ロボ遠隔操作VR最脚光、フィジカルAI実装見据え」をタイトルに枕詞は「最新IT(情報技術)の展示会」。日経は「国内最大級のデジタル技術の見本市」としている。
トヨタ佐藤恒治副会長、ホンダ三部俊宏社長らも登壇したセッション(ジャパンモビリティショービズウィーク2026)
一方、「ジャパンモビリティショービズウィーク」については、読売が「自動車大手とスタートアップ(新興企業)の交流をはかる展示会」として「新興企業と意見・情報の交換を進めるため、商談ブースに加えて体験型イベントも取り入れた」などと取り上げた。
毎日は「最新の自動車や自動車関連の技術を紹介する『ジャパンモビリティショー』」として「一般向けと企業向けの展示を交互に開催しており、今年はビジネスマッチングを主目的に218社が出展。スタートアップの企業が半数以上を占め、自動運転関連や人工知能(AI)を活用した技術などの展示が目立った」と伝えている。
日経は「ビジネス向けの『ジャパンモビリティショー』」とシンプルに表現。「新興企業を中心に業界の垣根を越えて企業が出展し、自動車メーカーや部品メーカーとの協業の機会を探る。単独では対応が難しい技術課題の解決につなげる」。
そして朝日は「電機産業を中心とした国内最大級の先端技術の展示会」と「自動車産業の展示会」が隣の会場で開かれたことを強調。「日本の2大産業の関係者が一堂に会し、産業間の交流が進み、新しいビジネスにつながるか」などと言及している。
今年のシーテックには821社・団体が出展、モビリティショーとの併催は2024年に続き2回目。両展示会とも10月16日まで開かれるが、期間中に相乗効果が生まれるほどの“続報”が飛び出すのかも期待したい。
ジャパンモビリティショービズウィーク20262026年10月14日付
●車大手と新興企業交流、ジャパンモビリティショー(読売・8面)
●EU、中国製EV輸入半減へ、セーフガード、12月にも発動 (読売・9面)
●車、電機 新ビジネスへ並走、ジャパンモビリティショー&シーテック隣接会場で開幕 (朝日・9面)
●複雑な交差点取り締まりミス63件、警視庁、停止義務ないのに「信号無視」 (朝日・29面)
●中国新車販売国内は26%減、9月、輸出61%増 (産経・10面)
●2階建てバスですしに舌鼓、都内周遊で日本文化提供(産経・19面)
●AI自動運転マイカーにも、27年度以降国内大手が続々投入(東京・6面)
●「日タイの車供給網財産」中国のASEAN進出念頭、岸田元首相 (日経・3面)
●BYD新車販売9月は17%増、5カ月連続プラス (日経・11面)
●パリ自動車ショー開幕、中国勢の出展増加 (日経・19面)
●Bリーグ売上高初の1000億円突破、有力クラブ、Jリーグに匹敵 (日経・37面)




