カーオーディオの頂点を競う! 全国のプロが仕上げた究極の高音質カー10台を一挙公開…ハイエンドカーオーディオコンテスト[前編]

カーオーディオの頂点を競う! 全国のプロが仕上げた究極の高音質カー10台を一挙公開…ハイエンドカーオーディオコンテスト[前編]
カーオーディオの頂点を競う! 全国のプロが仕上げた究極の高音質カー10台を一挙公開…ハイエンドカーオーディオコンテスト[前編]全 52 枚

全国のハイエンドオーディオカーが集結した「第11回ハイエンドカーオーディオコンテスト」が石川県のこまつドームで開催された。全国のプロショップが手がけた注目の18台から、前編ではアウディやBMW、トヨタなどの10台を紹介する。

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ハイエンドカーオーディオコンテスト2026ハイエンドカーオーディオコンテスト2026

2026年9月5日・6日の2日間、石川県小松市のこまつドームで開催された「第11回ハイエンドカーオーディオコンテスト」。全国から集まったカーオーディオ愛好家たちが自慢のシステムを披露し、音質や音場表現の完成度を競い合う一大イベントとなった。

初日の9月5日(土)はディーラーデモカークラス、チャレンジAクラス(システム総額310万円以上)、チャレンジBクラス(310万円未満)、パイオニアTS-Z1GRクラスの審査を実施。2日目の6日(日)はユーザーカー部門が中心となり、システム総額別に4つのハイレゾ・エキスパートクラスが設定された。Aクラスは400万円以上、Bクラスは295万円以上400万円未満、Cクラスは182万円以上295万円未満、Dクラスは182万円未満に区分されている。

ハイレゾ・エキスパートクラスではハイレゾ音源を使用して審査が行われ、サンプリング周波数やビット深度、ファイル形式などの違いは問わない規定となっている。エントリー条件や課題曲、審査結果などの詳細はハイエンドカーオーディオコンテスト公式サイトで確認できる。

今回は「PUSH ON! Mycar-life」登録店が手がけたエントリー車両の中から18台をピックアップ。全国のカーオーディオ専門店とプロショップインストーラーが丹精込めて作り上げたハイエンドオーディオカーの魅力を前後編に分けて紹介する。まずはアウディ・SQ5やBMW XMをはじめ、個性豊かなシステムを搭載した10台を見ていこう。

◆アウディ・SQ5(オーナー/米田清隆さん)by AVカンサイ天王寺店

アウディ・SQ5(オーナー/米田清隆さん)by AVカンサイ天王寺店アウディ・SQ5(オーナー/米田清隆さん)by AVカンサイ天王寺店

同コンテストで優勝や上位入賞を重ねる常連メンバーの米田さん。新たな愛車となったアウディ・SQ5には高音質と正確な音場再現を追求したハイエンドカーオーディオシステムが搭載されている。フロントスピーカーにはZRエクストラヴァガンスのサターン(ツイーター)とF1(ミッドレンジ)を採用し、ミッドバスにはクワトロリゴ・オーパスを組み合わせた。パワーアンプはARC AUDIOのCU Competitionを導入して各ユニットを精緻にドライブする。

アウディ・SQ5(オーナー/米田清隆さん)by AVカンサイ天王寺店アウディ・SQ5(オーナー/米田清隆さん)by AVカンサイ天王寺店

再生プレーヤーはフィーオ・M27、プロセッサーはリゾルト・M-DSPという構成だ。課題曲の交響曲ではダイナミックで緊張感のある演奏を再現するために綿密なサウンドチューニングを実施。ダッシュボード上に広がるリアルなサウンドステージは圧巻で、演奏の迫力と緻密な音場表現を高い次元で両立していた。

◆BMW XM(オーナー/本間幹哉さん)by AVカンサイ京都店

BMW XM(オーナー/本間幹哉さん)by AVカンサイ京都店BMW XM(オーナー/本間幹哉さん)by AVカンサイ京都店

長年のBMWファンである本間さんは圧倒的な存在感を放つプラグインハイブリッドSUVのXMを購入。これを機にハイエンドカーオーディオシステムの構築をショップに依頼した。スピーカーはZRエクストラヴァガンスを中心としたフロント4ウェイ+サブウーファー構成で、パワーアンプにはオーディオソリューションのDuoなどを採用。サブウーファー用にはブラックスを組み合わせている。

BMW XM(オーナー/本間幹哉さん)by AVカンサイ京都店BMW XM(オーナー/本間幹哉さん)by AVカンサイ京都店

再生プレーヤーはアイバッソの上級モデルDX340、プロセッサーはリゾルト・M-DSPを使用する。広いキャビンとドア内部の容量を生かした安定感のある低音再生が印象的で、全帯域にわたるバランスも絶妙。ナチュラルな音色と豊かな表現力を備え、音楽ジャンルを問わず安心して楽しめる完成度の高いシステムに仕上がっていた。

◆アウディ・SQ5(オーナー/紙谷祐亘さん)by AVカンサイ堺店

アウディ・SQ5(オーナー/紙谷祐亘さん)by AVカンサイ堺店アウディ・SQ5(オーナー/紙谷祐亘さん)by AVカンサイ堺店

兵庫県から参加した紙谷さんはラグジュアリーSUVのアウディ・SQ5でエントリー。イタリアのハイエンドオーディオブランドであるクワトロリゴのスピーカーとパワーアンプを組み合わせ、純度の高いサウンドを追求した。フロントにはオーパスのツイーター、ミッドレンジ、ミッドバスを採用し、サブウーファーは2本搭載。

アウディ・SQ5(オーナー/紙谷祐亘さん)by AVカンサイ堺店アウディ・SQ5(オーナー/紙谷祐亘さん)by AVカンサイ堺店

パワーアンプにはA級動作回路を採用したエストリモ2.2を導入し、極めて純度の高い音質を目指している。オーケストラの課題曲ではダイナミックで厚みのあるサウンドを披露し、音場の奥行きや広がりを端正に表現。ヨーロピアンサウンドならではの豊かな音色と緻密な再現性が楽しめるハイエンドシステムの好例と感じられた。

◆三菱・デリカD:5(オーナー/近藤 彰さん)by AVカンサイ宝塚店

三菱・デリカD:5(オーナー/近藤 彰さん)by AVカンサイ宝塚店三菱・デリカD:5(オーナー/近藤 彰さん)by AVカンサイ宝塚店

カーオーディオコンテストに積極的に参加する近藤さんのデリカD:5がシステムをグレードアップ。好みの音色と明確な音場を実現するため、スピーカーの選定から取り付けまで細かな工夫が盛り込まれている。ZR Entry 25Tツイーター、ZR Entry 18MWミッドウーファー、モレル・ELATE CARBONのミッドレンジにグラウンドゼロ・GZPT285SQツイーターを組み合わせたフロント4ウェイ構成だ。

三菱・デリカD:5(オーナー/近藤 彰さん)by AVカンサイ宝塚店三菱・デリカD:5(オーナー/近藤 彰さん)by AVカンサイ宝塚店

再生プレーヤーはフィーオ・M27、プロセッサーにはヘリックス・DSP ULTRAを搭載する。音像定位はダッシュボード中央付近に設定。課題曲の交響曲では英雄を思わせる力強さや緊張感、躍動的なリズムに加え、深みのある低音域をスムーズに再現していた。

◆フォルクスワーゲン・アルテオン(オーナー/森久明幸さん)by アミューズ

フォルクスワーゲン・アルテオン(オーナー/森久明幸さん)by アミューズフォルクスワーゲン・アルテオン(オーナー/森久明幸さん)by アミューズ

森久さんが所有するフォルクスワーゲン・アルテオンは従来のフロント2ウェイから3ウェイへとシステムをグレードアップ。長年愛用してきたムンドルフ・AMT21CM2.1Cを引き続き使用し、ミッドレンジとミッドバスにはベンチャーオーディオのDD-25RとDD-6.5を組み合わせている。パワーアンプはヘリックス・C-FOURを選択。

フォルクスワーゲン・アルテオン(オーナー/森久明幸さん)by アミューズフォルクスワーゲン・アルテオン(オーナー/森久明幸さん)by アミューズ

再生プレーヤーにはソニーのウォークマンNW-WM1ZM2、プロセッサーにはヘリックス・DSP ULTRAを採用した。課題曲の特徴を細かく分析し、ボーカルの存在感やアコースティック楽器の音色、質感を丁寧に引き出すようチューニングを実施。交響曲では冒頭から豊かなスケール感を描き出し、3ウェイ化による表現力の向上を印象づけた。

◆トヨタ・RAV4(ショップデモカー)by イースト

トヨタ・RAV4(ショップデモカー)by イーストトヨタ・RAV4(ショップデモカー)by イースト

イーストは新たなショップデモカーとなるトヨタ・RAV4を持ち込み、高音質とワイドな音場を追求したシステムを披露した。スピーカーにはグラウンドゼロのGZ REFERENCEシリーズを採用。GZ T-26ツイーターはチタン素材を用いたドーム型で、GZ M-80ミッドレンジにはダイヤモンド構造を施したアルミコーンが採用されている。

トヨタ・RAV4(ショップデモカー)by イーストトヨタ・RAV4(ショップデモカー)by イースト

パワーアンプにはザプコ・REF-150.6とクワトロリゴを組み合わせ、再生プレーヤーにはフィーオ・M33 R2Rを導入。リゾルト・A-DSPとのデジタル接続によって音楽信号を高品位に伝送する構成だ。課題曲の「Simply Falling」では繊細な歌声のニュアンスを鮮明に表現。濃厚な音色を備えながらもスムーズで心地よいサウンドに仕上がっていた。

◆トヨタ・クラウンスポーツRS(オーナー/大塚さん)by ウィステリア

トヨタ・クラウンスポーツRS(オーナー/大塚さん)by ウィステリアトヨタ・クラウンスポーツRS(オーナー/大塚さん)by ウィステリア

カーオーディオ歴18年という大塚さんは居住性の良いクラウンを長年愛用し、マジェスタからクラウンスポーツRSへの乗り換えを機にシステムを刷新した。スピーカーにはモレル・スプリーモSEを採用し、パワーアンプにはARC AUDIOのCU4.4 Competitionを2基搭載。マルチ4ウェイ構成で各ユニットを駆動する。

トヨタ・クラウンスポーツRS(オーナー/大塚さん)by ウィステリアトヨタ・クラウンスポーツRS(オーナー/大塚さん)by ウィステリア

再生プレーヤーはアウネ・GTS1 Pro/GTC1、プロセッサーはリゾルト・M-DSP Pro 3を組み合わせ、高音質と広大な音場の両立を目指した。さらに注目したいのがショップ独自のフローティングバッフル技術だ。ドア全体の振動によって発生する不要な付帯音を抑える施工を施し、クリアで伸びやかなサウンドステージを実現している。

◆トヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西宏昌さん)by ウェイブトゥポート

トヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西宏昌さん)by ウェイブトゥポートトヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西宏昌さん)by ウェイブトゥポート

カロッツェリアXコンテストの時代からカーオーディオを趣味として楽しんできた大西さん。現在の愛車であるトヨタ・カローラスポーツにはパイオニア・TS-HX1GRのCSTドライバーを使用した同軸2ウェイとESB・9.6Wミッドバスを組み合わせたシステムを搭載する。

トヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西宏昌さん)by ウェイブトゥポートトヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西宏昌さん)by ウェイブトゥポート

サブウーファーにはモレル・ウルティモTi104の25cmユニットを1基採用。再生プレーヤーはアウネ・GTS3とクロックジェネレーターのGTC3を組み合わせ、ブラックス・DSPとの連携によって純度の高いサウンドを追求している。オーケストラの課題曲では音場の広がりや奥行き感を丁寧に引き出すチューニングを実施。ボーカル曲では艶やかな声の質感と存在感が際立ち、楽曲ごとの魅力を巧みに表現していた。

◆トヨタ・プリウス(オーナー/小池晃司さん)by レジェーラ

トヨタ・プリウス(オーナー/小池晃司さん)by レジェートヨタ・プリウス(オーナー/小池晃司さん)by レジェー

パイオニアTS-Z1GRクラスに参加した小池さんは、同スピーカーの大きな特徴である点音源再生に関心を持ったという。フロントにはTS-Z1GRのCSTドライバーを中心とした3ウェイシステムを構築し、サブウーファーにはTS-W1000RSを採用。パワーアンプはRS-A99XとRS-A09Xを組み合わせ、各スピーカーユニットを精緻に駆動している。

トヨタ・プリウス(オーナー/小池晃司さん)by レジェートヨタ・プリウス(オーナー/小池晃司さん)by レジェー

全帯域のバランスを整えながら音像定位をダッシュボード中央付近に設定。課題曲のベートーヴェン「交響曲第3番」ではオーケストラが織りなすダイナミックなハーモニーを大切にし、メリハリのある表現と自然な音場の広がり、壮大なスケール感の再現に注力した。

◆メルセデスAMG・E63 S(オーナー/宮崎慎一さん)by ジパング

メルセデスAMG・E63 S(オーナー/宮崎慎一さん)by ジパングメルセデスAMG・E63 S(オーナー/宮崎慎一さん)by ジパング

ハイエンドと呼ぶにふさわしい豪華なカーオーディオシステムを披露したメルセデスAMG・E63 Sのオーナー宮崎さんは、ハイレゾ・エキスパートクラスに参加した。スピーカーにはマイクロプレシジョンのZ-Studioシリーズを全面的に採用。ツイーターMK II、100 M8ミッドレンジ、170 M8ミッドバス、245 M8サブウーファーによるフロント3ウェイ+サブウーファー構成に、サテライトスピーカーとしてパイオニア・TS-HX1GRを追加している。

メルセデスAMG・E63 S(オーナー/宮崎慎一さん)by ジパングメルセデスAMG・E63 S(オーナー/宮崎慎一さん)by ジパング

再生プレーヤーにはアウネ・GTS3とGTD1を組み合わせ、パワーアンプにはオーディオウェーブ・ASPIRE PRO2とExcelを投入する贅沢なシステムだ。音像定位はダッシュボード中央付近に設定。ボーカルの課題曲では歌い手の実在感と語尾の繊細なニュアンスを引き出すことにこだわり、綿密なサウンドチューニングを施したという。

《永松巌》

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