量子科学技術研究開発機構(QST)、東北大学、自然科学研究機構分子科学研究所、アールデック、エイブイシーの5機関は共同で、水素吸蔵合金の開発に必要な合金作製から評価までを自動で実行する世界初の実験システムを開発した。
水素吸蔵合金は、水素を固体状態でコンパクトに貯蔵できる有望な材料だ。しかし、その性能は組成に大きく依存するため、最適化には膨大な実験が必要となる。従来は合金作製、水素吸蔵・放出特性評価、組成分析などを研究者が個別に行っており、1試料あたり2~3日を要していた。
今回開発したシステムは、合金薄膜の作製、水素吸蔵処理、組成分析、水素放出特性評価を連続して自動実行する。具体的には、(1)基板導入室、(2)三元スパッタ成膜室、(3)水素吸蔵処理室、(4)組成分析室、(5)水素放出特性評価室を、(6)自動搬送ロボットで接続する構成となっている。



