【ラジアルタイヤ徹底ガイド】コンパウンドにとうもろこしの成分を活用…グッドイヤー イーグル・LS3000ハイブリッド

自動車 ニューモデル 新型車
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】コンパウンドにとうもろこしの成分を活用…グッドイヤー イーグル・LS3000ハイブリッド
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】コンパウンドにとうもろこしの成分を活用…グッドイヤー イーグル・LS3000ハイブリッド 全 3 枚 拡大写真

グッドイヤー『EAGLE LS3000 Hybrid』は、高級セダン向けのラグジュアリータイヤである。先代モデルのEAGLE LS3000の静粛性や乗り心地などコンフォート性能を引き継ぎ、“バイオトレッド”と呼ぶ新開発のトレッドコンパウンドを採用して各種性能をさらに向上させている。

【画像全3枚】

バイオトレッドというのはトウモロコシを原料とするゴム補強材であるバイオ・フィラーを使用したトレッドコンパウンドである。

バイオ・フィラーは分子間の結合が強いが、柔軟性に富むという特徴がある。それゆえ燃費に大きく影響するヒステリシスロスが少なく、路面との密着力が強いという特徴を持っている。このトレッドコンパウンドには撥水シリカや天然ゴムも搭載され、ウエット時のグリップ性能も期待できる。このふたつの材料を使うために“ハイブリッド・コンパウンド”とネーミングが付けられている。

“ハイブリッド・コンピュータ・モデリング”は、これまでのように「ノイズ特性」を解析するだけでなはない。「摩耗エネルギー」と「接地形状」を合わせてモデリングすることができ、短時間に理想のタイヤ形状が追求できるものだ。こうして複数の要素を同時に解析できるためハイブリッド・コンピュータ・モデリングと呼んでいる。

“ハイブリッドデザイン”は構造部分のことだ。ハイブリッド・オーバーレイヤーとハイブリッド・エッジレイヤーによるハイブリッド構造とともに、NVRラバーと呼ぶ特殊防振ゴムをトレッドのベースコンパウンドとして使っている。スチールベルトの上に超高速時の浮き上がり防止のためのレイヤーとコンフォート性能の向上のためのNVRラバーが組み合わさってバイオトレッドの下に配置されているのである。

トレッドパターンはグッドイヤー得意のゲータバックデザインであるが、4本の太いストレートグルーブで排水性を確保し、それぞれのブロックも周方向のスリットは小さくして、荷重が大きいときのブロックの倒れ込みを防ぎ、しっかりしたグリップを確保しようとしている。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP
試乗MOVIEQuickTimeWindows Media Player

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  2. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  3. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  4. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…11月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る