VW ルータン…あの大物女優がPR大使

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VW ルータン…あの大物女優がPR大使
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米国フォルクスワーゲン(VW)は北米専用ミニバン『ルータン』の発売に合わせて、PRキャンペーン「ルータンブーム」を実施中。女優のブルック・シールズさんを起用し、ルータンの魅力を紹介している。

2008年2月のシカゴモーターショーで発表されたルータンはVWとクライスラーグループが共同開発した3列シート、7名乗りのミニバン。生産はクライスラーのカナダ工場で行い、フォルクスワーゲンに供給されるOEMモデルとなる。

しかし、ルータンは単なるOEMではない。ベース車はクライスラー『タウン&カントリー』(日本名『グランドボイジャー』)だが、外装はスライドドアを除いて、ほぼVWのオリジナルだ。内装はクライスラーを基本にしながら、装飾パネルを変更するなどして個性を主張した。

また、米国車ベースと聞くと、フワフワの足回りを連想するが、VWは「サスペンションはドイツで独自のチューニングを施した」と説明。ドイツ車のような高いハンドリング性能を実現しているという。

エンジンはクライスラー製の3.8リットルV6(197ps)と4リットルV6(253ps)の2種類を用意。価格は2万4700ドル(約250万円)からと、OEMのメリットを生かした戦略プライスを掲げる。

さて、ルータンのPR映像には、女優、モデルで2児の母親でもあるシールズさんが登場。新型ルータンの魅力を紹介しつつ、先進国の中では高いとされる米国の出生率に潜む盲点にも切り込むなど、社会性の高い内容に仕上がっている。人道活動家としても知られるシールズさんらしい。

米国ニューヨーク生まれのシールズさんは現在43歳。1980年の『青い珊瑚礁』、1981年の『エンドレス・ラブ』で天才子役の地位を不動のものにした。ルータンのPRビデオを見れば、当時のあどけない笑顔を思い出す諸兄も多いに違いない。

《森脇稔》

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