プジョー 5008…新型ミニバンの多彩な機能

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プジョー 5008…新型ミニバンの多彩な機能
プジョー 5008…新型ミニバンの多彩な機能 全 5 枚 拡大写真

プジョーは12日、新型『5008』のPRビデオを動画共有サイトで公開した。

5008は『3008』よりもひと回り大きい2/3列シートのMPVで、欧州ではルノー『セニック』やオペル『ザフィーラ』などと競合。ボディサイズは全長4529×全幅1837×全高1639mm、ホイールベース2728mm。シトロエン『C4ピカソ』とホイールベースは共通で、ボディサイズもほぼ重なる。

外観は、最新プジョーデザインを導入。シャープな形状のヘッドランプにクロームグリル、ボディサイドにまで回り込んだユニークなテールランプなど、M1セグメントで高い存在感を発揮する個性的なルックスが採用された。

エアロダイナミクスを徹底追求したのもポイント。空気抵抗係数を示すCd値は0.29とクラストップレベルだ。また、ガラスエリアの大きさも特徴で、オプションの大型パノラミックガラスルーフを含めると、総ガラス面積は5.77平方mとなり、乗員に高い開放感をもたらしている。

エンジンはガソリン2、ディーゼル4の合計6ユニット。ガソリンは1.6リットル直4「VTi」(120ps)と同ターボ(156ps)。欧州複合モード燃費は、それぞれ13.7km/リットル、14.1km/リットル。CO2排出量は、それぞれ169g/km、167g/kmとなる。

ディーゼルは1.6リットル直4ターボ「HDi」(110ps)が、欧州複合モード燃費18.5km/リットル、19.2km/リットルの2仕様。CO2排出量は、それぞれ143g/km、135g/kmだ。2.0リットル直4ターボ「HDi」は、最大出力が150psと163psの2仕様あり、欧州複合モード燃費は、それぞれ17.2km/リットル、14.7km/リットル。CO2排出量は、それぞれ151g/km、178g/kmである。

室内は、2列または3列シートを用意。2列目は独立した3名がけで、2段階のチルト機能と130mmの前後スライド機能が付く。3列目は大人が座れるスペースを確保。乗降時には2列目シートの座面を折り畳み、前方へスライドさせることで、アクセス性を高めている。乗員のひじ回りスペースは1列目が1476mm、2列目が1520mm、3列目が1341mmと十分だ。

荷室容量は758 - 823リットル(VDA計測法)。1列目以外のシートを折り畳めば、容量は2506リットルへ拡大する。収納スペースは、センターコンソールの10.5リットル分を含め、荷室フロア下など豊富に用意。USBポートも設けられている。

新型5008は、9月のフランクフルトモーターショーで正式発表。欧州では今秋から販売が開始される。その多彩な機能性を紹介したPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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