【東京モーターショー出品車 RX-EVOLV Ver. 4】『RX-EVOLV』マツダDNAに基づいた、新世代のノーズデザイン

自動車 ニューモデル モーターショー
『RX-EVOLV』は、新しいロータリーエンジンを搭載しているというだけのコンセプトカーではない。マツダの説明では、より多くのユーザーに使ってもらえるスポーツカーだという。それは、子供ができ、家族が増え、荷物がたくさんある時に、あきらめなくてはいいもの。ファミリーを思いやる、ファミリーを裏切らないスポーツカー。それが21世紀の新しいスポーカーだとマツダは提案している。

5角形のグリル、その上に位置するマツダのシンボルマーク、そして鋭くボンネットに尾根となって走るビード(プレスライン)は新しいマツダの顔。MPVに始まり、マイナーチェンジされたカペラにも採用された。そしてエヴォルヴ。「今後登場するマツダのモデルチェンジ車、マイナーチェンジ車にはすべてこのフロントマスクが与えられるでしょう」佐藤はいう。

「マツダのスポーツカーデザインは、歴代RX-7、初代ロードスターなどリトラクタブルヘッドライト採用してきました。エヴォルヴのデザインにあたって我われは、クルマからヘッドライトの存在を感じさせず、フロントをできるだけシンプルに見せるというマツダスポーツカーに綿々と続くDNAを読み取ったのです」

そこで、彼が採用したのは、薄いスリットだった。デザイン上はグリルのようにも見える。このスリットの中に、日本の照明アッセンブリーメーカー「スタンレー」と共同で開発されたディスチャージライトを埋め込んだ。本来はもっと薄くしたいデザイナーは思ったが、これが限界だという。ただ、この形でも日本の道路法規を満たすのに十分な光量は得ているという。エヴォルヴはコンセプトカーである。しかし、佐藤は実際に走る姿を信じて線を引いた。


アドバンスデザインスタジオ佐藤洋一氏

存在しないかのようなオーバーハング、そしてスリットの中のヘッドライト、フロントタイヤフェンダーに縦に並んだウィンカー。エヴォルヴの強烈なフロントデザインはすべて機能のため、ドライビングのためにデザインされたものだ。

《三浦和也》

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