GMの愛人が連合? スズキといすゞがディーゼル・エンジンの直接取引へ

自動車 ビジネス 企業動向

ヨーロッパを中心に、地球温暖化問題への対応で燃費のいいディーゼル・エンジンの需要が高まっている中、スズキが本格的にディーゼル車の販売を検討している。

19日に都内で会見したスズキの鈴木修社長が明らかにしたもので、同じGMグループのいすゞ自動車からエンジンを購入することを検討しているという。

スズキはかつて、マツダから『エスクード』用として2000ccのディーゼル・エンジンを購入していたが、現在はこれをストップしており、今はディーゼル車をラインナップにもたない。今後、ヨーロッパと同様に国内でも、ディーゼル乗用車の需要が高まる可能性もあることから、そのための布石だ。購入候補となるのは1000〜1300ccのエンジンと見られる。

これまで両社は同じGMグループであったものの、直接のビジネス関係はもたなかった。ディーゼル・エンジンの供給を手始めに、両社は「お互いがGMにとっての愛人」の冷たい関係から、「2号さん連合」の関係に発展することになる。

会見では、鈴木社長がいすゞの関和平会長に「(エンジンの値段は)安くしてくださいね」と呼びかけると、関会長は「儲けさせてください」と応酬する場面もあった。

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