トヨタの対韓国ブランド戦略、『アルテッツァ』を投入へ

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トヨタ自動車は、2000年中にも日本車の輸入を全面的に解禁した韓国向けに、スポーティカーと高級車の輸出を開始する。対象車種は『アルテッツァ』や『MRーS』、『クラウン』などを軸に検討している。韓国メーカーとの商品ラインナップ競合が少ないこれらの車種を先行投入することで、「トヨタブランド」の認知度向上を目指し、将来の本格参入に向けた布石とする。同時に、現在はソウル市内に1カ所だけしかないショールームとサービス拠点の増設も検討する。

韓国政府は今年6月末まで、日本車の輸入を禁止する政策をとっていたため、各日本メーカーはアジア第2位の市場規模を持つ同国市場に対して日本製の乗用車を輸出することができず、韓国メーカーに対する技術供与などの取引にとどまっていた。

今年7月からは日本製乗用車の輸入が全面的に解禁されたが、すでに韓国メーカーにはトラックから軽自動車までフルラインの商品があるため、現状では日本メーカーが量販車を輸出しても価格競争の面で不利との見方が支配的だ。

トヨタは96年6月から、マーケット調査を兼ねたトライアル販売として、米国のケンタッキー工場(TMMK)で生産した「アバロン」を韓国に輸出しており、さらに、昨年6月からはTMMK製「カムリ」も追加投入した。しかし、両車の販売台数は98年実績で9台にとどまっている。

トヨタは、商品面で韓国メーカーとの競争が生じにく、なおかつ韓国メーカーが商品ラインナップにもたない車種で同国市場に参入し、韓国ユーザーに対するブランドの認知を先行させることとした。そのうえで、ユーザーの反応などを探りながら量販車種の投入時期を検討する。

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