『 Autodaq』 が、アメリカで中古車売買のオンラインマーケットプレイスを設立

自動車 テクノロジー ネット

シリコンバレーにある自動車の電子商取り引きの大手、オートダック社が中古車を売買する業者向けの効率的なオンラインマーケットプレイスを設立した。これによってアメリカ国内の中古車の取り引きは大幅に変化していく可能性が生まれた。

オートダックが目指しているのは、従来のオークションなどによる中古車の実際の取り引きをオンライン上に取り込み、これを取り引き全体の中心に据えること。現在までのディーラーなどを通しての中古車市場は、年間930億ドルにものぼる巨大市場。これをオンラインで集約し、効率化すればかなり中古車市場に変化が訪れることは間違い無い。もっとも期待できるのは、売り手、買い手ともにコストを節約できる結果、中古車の価格が消費者にとってよりリーズナブルなものに変化する、という面だ。

オートダックのページでは売り手、買い手が直接に参加するバーチャルオークション方式で中古車が売買されることになり、ディーラーなどへの手数料を支払う必要がなくなる。オートダックはネット上で取り引きされる商品に対し、手数料として10%を取るが、これが年間90億ドルにもなる、と予想されている。

個人よりも業者による利用が多いと見られるオートダックだが、今後はこうしたネットマーケットプレイスが増大していく見込みである。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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