不公平な自動車関税制度は日本だけじゃなかった……

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「カナダの自動車関税制度は差別的…」であるとして日本が世界貿易機関に訴えていた問題で日本側の勝訴が決定的となった。

カナダは、米大手自動車メーカーなど国内で自動車を生産する一部のメーカーに対し条件つきで完成車の無税輸入を認めている。その他メーカー車には一定の関税がかかるため、競争上、不利というのが日本や欧州の主張だ。

世界貿易機関は、自由で公平な貿易を推進することがその存在目的。今回、誰の目から見ても明らかに差別的なカナダの自動車関税制度に、おおかたの予想を裏切ることなく「有罪」の判定をしたことになる。

今回の判定をうけて、カナダ政府は自動車関税制度の見直しを行う必要があるが、同制度の恩恵をうけている米大手メーカーが反発するのは必死とみられ、最終決着にはまだひと波乱ある可能性も残っている。

《編集部》

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