クルマ盗難事件、検挙率を気にする警察「手におえない」と自工会に泣きをいれる

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日本自動車工業会は、自動車、オートバイの盗難防止対策の強化策をまとめ、警察庁、運輸省に報告した。盗難車が急増していることから、警察庁と運輸省が自工会に自動車の盗難防止策をとるよう求めており、これを受けた措置。

自動車、オートバイの盗難件数は急増している。99年の自動車の盗難件数は前年比20%増の4万3092件と過去最高で大幅に増えている。盗難車の検挙率は35.4%と98年の50.7%と比べると大幅に悪化している。つまり自工会に盗難防止対策を要望したのは、検挙率を気にする警察庁が、自分達の手におえないと「泣き」をいれたのに他ならない。

自工会がまとめた対策では、自動車対策としてドアこじ開け防止対策としてインナーノブ形状、位置の改善、ピッキング防止策、エンジンキーの合鍵作成防止として2ウェイキーの採用、トランクキーシリンダの取付け改善を実施する。このほか、ステアリングロックの強度の改善や取付け位置の改善も実施する。

高級車を中心に、キーに内蔵した送信機から発するIDコードと、車両本体の電子制御装置にあらかじめ登録されたIDコードが一致しないとエンジンが始動しないシステムである、イモビライザーシステムの普及拡大を図る。

オートバイ対策では、フリーリング、シャッター、フリーローターの採用やキーシリンダ部の強度アップで直結を防止する。

《レスポンス編集部》

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