環境庁が激怒、それはウチが決めることだっ!

エコカー 燃費

日本自動車工業会と日本石油連盟が新長期排ガス規制を2年前倒しするとの一部報道を受け、その規制を決定する立場の環境庁が激怒している。

新長期排ガス規制は、PM(ディーゼル粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)を、新短期排ガス規制の半分程度にするもので、2007年ごろから、車種ごとに段階的に実施を予定している。しかし、環境庁は東京都のディーゼル規制や、ディーゼル排ガスと健康被害の因果関係を認めた尼崎公害訴訟の判決を受けて、これの前倒しを検討していく方針を明らかにした。

いつ、どういった規制を行うかは環境庁の諮問機関中央環境審議会で検討、決定するのだが、それを自工会、石油連盟が2年前倒しすると先走ってしまったことから、環境庁は「こういったことは中環審が決めることだ」と、オカンムリだ。ある環境庁の幹部は「業界で2年前倒しで実現できるというなら、3、4年前倒してもいいのでは」と語る。自工会、石油連盟の「環境庁は弱小官庁」と舐めた態度に怒り心頭だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る