終わりの始まり? サターン店舗初の撤退のインパクト

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サターン(GM)、ボルボの代理店のジェイアール東日本自動車販売が、輸入車販売事業から完全撤退することが明らかになったが、販売不振のサターンにとってはこれが初の店舗閉鎖となる。

JR東日本は、97年のサターンの販売スタート時点から子会社のジェイアール東日本自動車販売を通じてサターン販売に参画しており、東京・新宿駅新南口の高島屋のタイムズスクエアの並びという好立地に拠点を開設して注目を集めていた。

というのもサターンは専売拠点しか認めていない。それなのにいくら拠点の土地が親会社のものでも、地価が国内最高水準の場所に拠点を設置し、知名度も低いサターンで採算は合うのかといぶかしむ声が圧倒的だった。

JR東日本販売では、最初はサターン販売に力が入っていたが成績は低迷、顧客はJR東日本の社内販売ばかりという状態。最近はJR東日本からのリストラ先となり、販売はますます低迷、JR東日本は輸入車販売から完全に手を引く事にした。

今回、サターンが日本に上陸して約3年で初の販売店撤退となったわけだが、他のサターン販売店も知名度の低いサターンの専売で経営が悪化している。このため今後相次いでサターン・ディーラーの撤退も予想される。GM日本が専売制などサターン販売の見直しを迫られるのは必至だ。

《レスポンス編集部》

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