【ローバー売却分析 Vol. 1】ローバーブランド消滅は決定的、MGスポーツカーに集中

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【ローバー売却分析 Vol. 1】ローバーブランド消滅は決定的、MGスポーツカーに集中
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イギリスを足掛かりにして量産メーカーになろうとしたBMWの努力は、6年間に60億マルク(約3200億円)を費やし、始まったときと同様に議論を巻き起こしながら終了する。

1994年にローバーの経営権をホンダから奪取したBMWだったが、ローバーによる赤字を止める方法はただひとつしかないと悟った。イギリスのベンチャー・キャピタリスト(投資会社)アルケミー・ーパートナーズが、MGブランドともにこの“イングリッシュ・ペイシェント”=イギリス人の患者をBMWから引き取ることになったのだ。

しかし患者に元通り回復の見込みはない。アルケミーは現行ローバー・モデルに大ナタをふるい、ローバーの主力工場であるロングブリッジ工場の8500人の職員のほとんどを解雇し、残された事業を「MGカーカンパニー(MGCC)」と改称する予定だ。

MGCCでは、おそらく八角形のMGマークをつけ、生産台数を縮小しながら現行のローバー『25』と『45』を販売する。ただしその期間はわからない。半年、長くても2年の間に新たなユーザーが増えないようならMGCCでは限定生産のスポーツカーの開発に集中するという。それはアルミニウムや複合素材を多用した、ロータス『エリーゼ』のようなクルマになるだろう。

現在までにBMWはローバーの負債や赤字の精算を決めた。情報筋によるとBMWはアルケミーに20億ポンド(約3200億円)を支払うという。この資金を得るためにBMWはランドローバーをフォードに対し18億ポンド(約3000億円)で売却することにした。この金額はランドローバーの年間売り上げの70%にあたる。

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