【ETC傷だらけのスタート Vol. 1】身内の300台だけで試行運用開始

自動車 テクノロジー ITS
【ETC傷だらけのスタート Vol. 1】身内の300台だけで試行運用開始
【ETC傷だらけのスタート Vol. 1】身内の300台だけで試行運用開始 全 3 枚 拡大写真
今年1月に開始予定だったが、路側システムと車載機の通信に不具合発覚し延期されていたETC(ノンストップ自動料金収受システム)の試行運用。本日、4月24日15:00にようやくスタートに漕ぎ着けた。

この試行運用では主にシステム機器の検証、料金収受の検証、交通運用の検証の3点を実証実験する。

試行運用に参加のモニターは日本道路公団受付分8000台、首都高公団受付分3800台を予定しているが、24日現在で実際にETC車載機を搭載し、ETCゲートを利用できる状態にあるのは公団関係の車両、約300台のみ。

一般モニターに対しては段階的に、車載機取り付けの手続きをとり5月末までに行き渡らせたいとしている。  

今回「公団関係の車両だけ、しかも極めて少数の台数でスタート」ということから、「初日からの不具合発覚というミスを避けたかったのだろう?」「まだ通信の不具合をきちんと解決しておらず、バグ解決済みの車載機の生産体制が整っていない」との憶測を呼んでいる。つまり、どうやら、まだ試用運行開始は時期尚早だったのに「これ以上、遅れていられない」という焦りから見切り発車されたというのだ。

なお、本格運用の時期については「今年度中の出来るだけ早い時期」と明言を避けた。

《小谷洋之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る