ディーゼル車メーカーの祈りが天に通じた!? 東京都の摩訶不思議

エコカー 燃費

自動車公害を原因とする大気汚染が深刻な東京都で、不思議な現象が起きている。

東京都環境局が発表した1999年度の大気汚染測定結果によると、都内で二酸化窒素(NO2)と浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準の達成率が大幅に改善されていることが明らかになった。

都内では、これまでSPM、NO2ともに環境基準未達成がほとんどで、これが石原東京都知事のディーゼル規制の動きに結び付いた。それが1999年度の結果ではNO2の達成率は、一般測定局で57%から91%に、自動車排ガス測定局で20%から43%に改善した。SPMについても同様に大幅に改善している。

石原東京都知事の「ディーゼルNo運動」があったとしても、これほど劇的に改善する可能性はまず考えられない。都では、気象条件などが関連するのではないかと考え、学識経験者などによる検討会を設置して改善した分析を急ぐ。

《レスポンス編集部》

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