ヴィッツ・ファミリ-、ついに中国大陸へ進出

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、中国における乗用車合弁生産会社が中国政府に認可されたと発表した。天津汽車工業傘下の天津汽車夏利との共同出資で天津トヨタを設立、開発中の小型乗用車を2002年から生産、トヨタ・ブランドで販売する。

工場の年産規模は3万台、当初は年産5000〜1万台のペースで操業する。生産するのは『ヴィッツ/プラッツ』ベースで1.3リットルクラスの乗用車。現在、中国で生産されるクルマの環境基準は、ヨーロッパではもっとも低いEU1が大部分だが、天津トヨタ車は中国で唯一、最高レベルのEU4をクリアするという。

1999年の数字で、中国の自動車市場は年間180万台規模。そのうち50万台が乗用車であり、さらにその55%(27万5000台)が個人需要である。この個人需要は小型車を中心に今後伸びていくというのがトヨタの読みだ。

合わせて、天津汽車夏利への技術支援計画も発表された。天津汽車夏利は、トヨタ系メーカーのダイハツとの技術提携により『シャレード』ベースの『夏利』を生産している。これに『ヴィッツ/プラッツ』ベースの新型車を追加する。こちらの生産開始は2001年はじめからで、トヨタ・ブランドではない。天津トヨタ車とはおそらく別モデル。

《高木啓》

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