「ヤナセには無理」GM、新型車のために新販売チャンネル展開へ

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6月2日付の自動車専門紙「日刊自動車新聞社」は、米ゼネラル・モーターズが今夏に日本で新販売チャンネルを設立すると報じた。サターン販売店のほか、子会社のいすゞ自動車や、資本提携先のスズキ、富士重工業系ディーラーから出店を募り、3年後に全国130店舗の販売網を構築する。

チャンネルの名称は「GMオートワールド」で、当面は「サターン」と「シボレー」の2ブランドを販売するが、将来は取り扱いブランドを増やすことも検討中という。また、新チャンネルの量販車種として、現行『ワゴンRプラス』を『シボレー・ミニワゴン』として販売することも検討している。

これまでGM車は、おもに輸入車販売最大手のヤナセ系列で販売していた。しかし、高級車販売で現在の地位を築いたヤナセは量販が苦手。「2004年までに日本市場シェア10%獲得」を掲げるGMは、自らの資本で販売チャンネルを設立することにした。今後、「キャデラック」などの高級車はヤナセ、「シボレー」や「オペル」などの量販車はオートワールドと、チャンネルごとの特徴を生かして販売台数を増やしたい考えだ。

《編集部》

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